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米の就活 マイナーな名前は書類送っても面接に呼ばれにくい

 個性的なキラキラネームが話題になっているのは、何も日本だけの話ではない。中国では「@」「毛沢西」、アメリカでは「Google」「Hashtag」「ロザリンド・アルシャ・アルカディナ・アルタルネ・フロレンス」などの名前が子供に名付けられるなど、世界的にキラキラネームが増殖している。

 フランスで近年話題となったのは、大統領の名前から「サルコジ」と名づけたり、フランス語で白雪姫を意味する「ブランシュ・ネージュ」を娘の名前につけた例など。一方、マドレーヌやスザンヌといった昔風の名前は廃れてきているそうだ。フランスの社会学者バティスト・クルモン氏がいう。

「1993年に名前登録所によるスペルなどの規制がなくなったことで、自由な綴りや外国名などをつける人たちが増えました。移民が増加してアフリカやアラブ圏の名前に触発された面もあるようです」

 2011年には事態を憂えたローマ法王ベネディクト16世(当時)が、聖人の名前が記されているキリスト教カレンダーから名前を選ぶよう勧告するほど、命名問題は欧米でも深刻化している。米シッピンズバーグ大学教授のデイビッド・カリスト氏は、こう指摘する。

「アメリカでは、就職活動で履歴書を送った際に、マイナーな名前の人はメジャーな名前の人よりも面接に呼ばれることが少ないという現実があります。命名の際には、就職活動の際に、その子にとって不利になるような名前ではないかどうか、よく考える必要があると思います」

※週刊ポスト2013年10月4日号

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