国内

ネトストの実例 LINEをブロックしてもTwitterでつけ回す

 Twitter、Facebook、LINEなど、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が普及したことにより、「LINEが既読になったのに無視された」「返事を返してこないのにツイートしてるじゃん!」など、至る所でディスコミュニケーションが発生している。

 それが高じて、ネット上でのストーカーの行為(通称「ネトスト」)も頻発しているようだ。20代女性・Aさんは、自身の体験をこう語る。

「私の友人の知り合いの男性がいて、Twitterでフォローし合い、たまに飲み会で顔を合わせる程度の関係だったのですが、しつこく食事に誘ってきたり、毎日連絡してきたので、LINEをブロックしたんです。すると今度はTwitterにDMが届くようになりました。『LINE、ブロックした?』『このDM届いてるかな?』といった内容が毎日のように届くので、Twitterもブロックしました……。正直、怖いです」

 別の女性Bさん(10代)も、ネット上で男性にしつこく追いかけられているという。

「Skypeを通じて仲良くなった年上の人が、ここ何か月か私の生活リズムに合わせて、寝起きしているようで、空いてる時間があると、『Skypeしようよ』『何してんのーしゃべろうよー』とメッセージが飛んできます。申し訳ないし、そんなことしなくていいのに……。めんどくさいです。

 オンラインにしておくと相手にも気付かれてしまうので、今は自分が選んだ子としか通話していません」

 逆に、「自分がネトストした」という女性もいる。Cさん(20代)が語る。

「好きになった先輩に彼女がいたんです。名前だけは知っていたので、彼のFacebookの友達一覧を全部さかのぼったり、Twitterでも似たような名前を探したりしました。結局彼女のアカウントを見つけて、読みましたよ。気持ち悪いことだなぁと思いながらも、どうしても落としたくて、ネトストしてしまいました」

 ネトストの増加は、SNSを通じてコミュニケーションが外部にも可視化される機会が増えたことが、ひとつの要因として考えられるかもしれない。

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン