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結婚式司会の「福笑いメイク」に会場ドン引き 親族大モメ

 素人のくせにして芸人の真似事をして、とんでもない空気にしてしまう、なんていう夫に困っているのが千葉県に住むパート女性・Tさん(37才)。夫が後輩の結婚式でやらかした大失敗をTさんが告白します。

 * * *
 うちのダンナ、飲めないお酒を飲むと「オレ、そうとう面白い男だと思うよ。その辺の芸人なんかよりもずっとセンスあるって」と中生ジョッキ半分でロレツが回らないの。

 そんなダンナの口癖を真に受けた会社の後輩が、やったことない夫に結婚式の司会を頼んじゃった。

 さあ、それからよ。1か月前からお風呂に入ると司会者になりきり、夜中にむっくり起き出しては余興のコントの練習。根がマジメだから、ツテをたどって売れないお笑い芸人を紹介してもらい話を聞いて、準備万端。

 そして結婚式当日。「サプライズがある」と言っていたけどなんとあのバカ、アイシャドーと頬紅をグリグリつけて、貸衣装の黄色いタキシード着て。新郎新婦のあとから、へら~っと笑って入場してきたの。披露宴会場が騒然となって、しばらく静まらなかったわよ。

 新婦側は田舎の教員ぞろいのお堅い一家。「福笑いみたいな男にめでたい席を仕切られたら家名に傷がつく」と年寄りが言い出し「せめてふつうの顔にして」と。

 言うとおりにすればいいのにさ。ダンナってば「引き受けたからには、思うとおりにやらせていただきたい」と意地になり、披露宴をストップして裏で大モメよ。ホント恥ずかしい。

※女性セブン2013年11月7日号

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