芸能

「降りる気なかった」みのもんた ラジオでの開き直りを後悔

 次男で元日本テレビ社員の御法川雄斗容疑者(31才)が、窃盗容疑で逮捕された事件(処分保留で釈放、近く不起訴へ)を受け、およそ2か月に及ぶ報道番組出演自粛の末、『朝ズバッ!』、『サタデーずばッと』(ともにTBS系)を降板することを発表したみのもんた(69才)。

 しかし、これまでみのは一貫して、「20才を過ぎた子供の不祥事の責任は親には及ばない」という主張を貫いてきた。9月21日のラジオ番組『ウィークエンドをつかまえろ』(文化放送)では、こんな発言が飛び出している。

「私は降りるつもりはないし、続行してもいいんじゃないかなと思いました」

「(自分を批判したテレビのコメンテーターに対し)あくまでもこれは他人のことですから、私というね。もし、あなたが私の立場に立った時はどうするのか。そういうことを考えながら、これからはおしゃべりになったほうがいい」

 この日の放送は、リスナーも仰天の“開き直り”発言のオンパレード。最後は40%を超える高視聴率で話題になったドラマ『半沢直樹』(TBS系)を引き合いに出し、「最終回は倍返しどころか“100倍返し”だって。いいね。今の私の心境とピタッと一致するんですよ」と、自分を批判するメディアに宣戦布告する始末だった。

 今回の降板会見でも神妙に反省しているように見せていたみのだが、時間が経つにつれ、徐々に本音がこぼれた。

「世間が静かならばいいんですが、活字媒体を中心に、大変厳しい。倅の事件じゃなく、もう、みのもんた個人への攻撃になっている」
「辞めなければ収まらない風潮に感じました」

 そんな彼に、報道陣が「そういう風潮でなければ出演を続けたのか?」と質問を投げかけたところ、みのは「もちろんです!」と即答した。結局、彼の中では、親の責任云々ではなく、“メディアに叩かれたから辞めざるを得なくなった”というだけの話だったのだ。この会見について、数々の会社に謝罪の仕方を助言してきた危機管理コンサルタントの田中辰巳氏はこう語る。

「問題の多い会見でした。まず謝るべきは視聴者と事件の被害者に対してなのに、それをしていない。また、批判を招いたのは、そもそも自分の開き直り発言が原因なのに、それを棚に上げてしまっている。“世間の風潮が厳しくなければ降りていない”という発言も“反省はしていません”と言っているだけ。せめて“視聴者からお許しいただけるのであれば、続けさせていただきたいという気持ちはありますが、今の私には、それを言う資格はありません”などと答えるべきでした」

 実際に、今もみのには反省の色も、親としての責任感も見えないという。あるTBS関係者がこう語る。

「みのさんは事件当初から“おれは降りる気はない”って、『朝ズバッ!』のスタッフに伝えていますからね。あくまで自粛だと。TBSの上層部も“一度番組で謝罪させて、契約更改の3月までは続けてもらおう”という話になっていたんです。でも、あのラジオの開き直り発言のせいで、思わぬ逆風が吹いてしまった。つまり、それが原因で辞めるだけで、親の責任で辞めるわけではないんです。実際、みのさんは、“あのラジオが失敗だったなぁ~”と漏らしているみたいで」

 ちなみに、降板会見で、「今後、報道番組からオファーがあったら受ける気はあるか」との質問にも、みのは「あります!」と即答している。

※女性セブン2013年11月14日号

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン