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41才デビューの女性漫画家 「私がおばさんだから頑張れる」

 昭和レトロな女子高生を主人公に懐かしい学園生活を描いたコミック『女子のてにをは』(小学館刊)の連載が、月2回更新の携帯漫画『モバMAN』でスタートしたのは、昨年12月のこと。作中には、「使い捨てカメラ」や「深夜ラジオ」、「CD」といった、40代には懐かしいキーワードが登場する。

 作者は、主婦・るなツーさん(41才)だ。現在、大阪市内でサラリーマンの夫とふたり暮らし。13年前の結婚をきっかけに30才で絵を描き始めたるなツーさん。同人誌制作に励んでいたところ、コミック編集者の目にとまり、41才で連載デビューを果たした。

 2週間で8ページを作る作業は激務。締め切りの数日前は、コミックを描くため、パソコンにかじりついている。

「その間は、一日中黙々と作業しています。家事はほぼ放棄(笑い)。夫が支えてくれてます。食事も朝と昼は食べずに、菓子パンをほおばるくらい。夕食は、夫がお弁当を買ってきてくれますよ」(るなツーさん)

 コミック界においては珍しく、締め切りに間に合わなかったことは一度もない。るなツーさんは、「私がおばさんだからこそ、がむしゃらに頑張れている」と語る。

「20代、30代だったら、“コミックで失敗したとしても、別の仕事のほうが成功するかも”と逃げ道を作って、コミックから逃げてたかもしれない。いろんなことを経験した今だからデビューできたし、連載が続けられてる」(るなツーさん)

※女性セブン2013年12月19日号

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