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消費増税直前の3月にテレビ・PCを買うと損をすることもある

 今年4月から消費税率が8%にアップするのを受けて、3月には増税前の駆け込みセールがいたるところで始まるはず。消費者としては、税率が低い今のうちに少しでも…と流されがちだが、むやみに買い込むのは控えるべきだという。

 たとえば、テレビやパソコン。3月の土日を中心に行われる家電量販店のセールには要注意。

「家電は4月以降、必ず値下がりします。特にテレビやパソコンは、大きく値崩れするので待ったほうが勝ち」(ファイナンシャルプランナー・福一由紀さん)

 なぜ、テレビ・パソコンは増税後に値下がりするのだろうか?

「大型家電は1台買ったら、数年は使いますよね。ということは駆け込み買いの後は、大型家電を買いたい人は少なくなって在庫がダブつきます。特にテレビ・パソコンは年数回もモデルチェンジする。“型落ち”になる前に売り切りたい店側は値下げして売らざるを得ないんです」(福一さん)

 鉄道運賃も4月1日から約3%価格が上がる。ただし、定期券は、4月以降の利用でも3月中に購入しておけば、増税前の価格で買える。

「JR東日本の定期券の場合、“継続”は期限が切れる14日前、“新規”は7日前から買うことができます」(経済アナリスト・森永卓郎さん)

 つまり4月1日からの定期券は3月18日から継続購入できる。余裕をみて早めに買いに行きたい。

 パックツアーは、4月以降出発の商品は代金に増税分が含まれているため、3月までに支払ってもお得にはならない。しかし、国内線の航空券や、新幹線のチケットは3月中に予約、支払いを終えていれば増税前の安い価格で買える。

 飛行機は早く予約するほど割引があるので、予定が決まったらすぐにでも申し込みを。新幹線の指定席は1か月前からの発売。GWに使いたいなら、発売初日の3月29日午前10時以降を狙おう。

※女性セブン2014年1月23日号

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