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32才OL かつて嫌いだった継父がDV夫に立ち向かってくれ号泣

 涙にはストレス解消の効果があるといわれるが、確かに泣くとスッキリすることも多いはずだ。そこで、涙腺が思わずゆるんでしまうような感動エピソードをお届けします。32才の女性会社員がDV夫から救ってくれた継父の話を涙ながらに語ります。

 * * *
 私が17才のとき、母が再婚しました。継父は気弱でおとなしい人で、初めて私と会った時も、オドオドした笑顔で「よろしくね」と手を差し伸べてきたのを覚えています。ハゲていたし、お世辞にもイケメンといえない彼を見て、私は、「なんでお母さんがこんな男と…」と、怒りでいっぱいになりました。

 母とは、支え合って生きてきた連帯感があったし、とても仲がよかったので、母を気弱なブサメンにとられたことが、とても許せませんでした。

 高校卒業後、私はとにかく家を出たくて、当時つきあっていた彼とでき婚。ところが、結婚した夫はDV男でした。お酒を飲むと暴れて手が出るし、パチンコにはまって、家にはお金を入れてくれない…。でも、家出同然で結婚した手前、誰にも相談できずにいました。

 そんなある日、たまたま、目の上に青アザを作って買い物に出ていた私は、会社帰りの継父と遭遇。継父は、今までにない剣幕で、私からケガの理由を聞きだすと、その足で夫の元へ。「うちの娘に、なんてことをしてくれたんだ!」と、夫に掴みかかっていったのです。ドラマのように夫を殴り倒すのか!と思いきや、そううまくはいかず、逆に夫にボコボコにされてしまいましたが…。

 継父はうずくまりながら、「いつもこんな目に遭っていたのか。すぐに助けてやれずにごめんよ」と泣いていました。彼のやさしさに、私まで号泣してしまいました。

 その後、継父は弁護士を立てて夫との離婚を円滑に進めてくれ、今は、両親と息子と4人、仲良く暮らしています。

※女性セブン2014年1月23日号

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