ライフ

読書好き男性が電車内で好みの読書好き女性に使った高等テク

 女は愛されてこそ輝くもの! 今回は33才OLの女性が体験した通勤電車での出会いを告白してくれました。

 * * *
 私はいつも同じ電車の同じ車両に乗って通勤しています。毎日見かける人たちの中に気になる男性がいました。色白で眼鏡をかけたインテリ風。姿勢がよくてスーツがキマっていて、いつも本を読んでいるんです。読書好きの私にとっては、その点も惹かれる部分でした。

 しかも、彼の読んでいる本が私の好みとそっくり。それで、彼が持っている本のタイトルをひそかにチェックし、読んでなければ購入して読むようになりました。そして、「この人と本の話ができたらいいな」と、ひそかに思いを募らせていたんです。

 ある日、その男性と車内で隣り合わせになりました。彼の持っている本から、ヒラリとしおりが落ちるのが見えたので、すかさず拾って渡す時に、思い切って「その本、面白いですよね」と声をかけました。内気な私には、とても勇気のいることでした。

 彼は「まだ先を言わないでくださいね」と、長い指を唇に当て、ニッコリ。その仕草が素敵で、一気に全身が熱くなったのを覚えています。

 これを機に、私たちは電車で話すようになり、電車以外でも会うようになりました。想像通り聡明な人で、会うたびに好きになっていきました。それで先日、清水の舞台から飛び降りるつもりで告白したんです。彼は私を受け入れてくれました。

「あなたが偶然しおりを落とさなかったら、つきあっていなかったのかもね」と私がしみじみ話すと、「偶然じゃないよ」と彼。実は、私に近づくため、わざと落としたのだというのです。抱きしめられて、「好きになったのはぼくが先だから」なんて囁かれ、ますます彼に惚れこんでしまいました。一生、彼についていきたいと思っています。

※女性セブン2014年3月20日号

関連キーワード

トピックス

愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
東京デフリンピックの水泳競技を観戦された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年11月25日、撮影/JMPA)
《手話で応援も》天皇ご一家の観戦コーデ 雅子さまはワインレッド、愛子さまはペールピンク 定番カラーでも統一感がある理由
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン