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「3%の消費増税は不要な消費減らせばカバーできる」とFP指南

 リサーチ会社のアンケートによると、「4月からの消費税8%後、節約しますか?」という質問に対し、14.5%が「大幅に節約する」、47.7%が「やや節約する」と回答(マクロミル調査『増税1ヶ月前にきいた“駆け込み需要”と“買いだめ意識”に関する1000人調査』)。全体の6割以上が、増税に向けて節約を考えているという。

 しかし、増税だからといって家計を無理に絞るのではなく、どうせ買うなら、機能、効率両面で優れたよい商品を見極めた上での購入を心がけたい。ファイナンシャルプランナーの山口京子さんが言う。

「増税を控えて日用品を買い込む人が少なくないと思いますが、不安に思っても、ストックを持ちすぎないほうがいいでしょう。たくさんある安心感から使う量が増えては意味がありませんし、新製品が出たからストックを早く使い切って新しいものを買おう、となればかえって無駄になります。

 一般家庭が日用品に費やす額は月5000円程度といわれますが、その3%が増税で加算されたとしても150円。考えようによっては見過ごせる額で、不要な消費を減らせば充分カバーできます。

 例えば、ティッシュペーパーが1枚で足りるのに3枚使っていた人はそうした習慣やクセを見直し、適正量で使うようにするだけでいいのです。そうした積み重ねで増税分はカバーできると考えてはどうでしょう。

 家電、洋服、コスメ…どんな商品でも、本当に必要ならば、家計に応じて予算を決め、その商品がその額に見合うかどうかを見極めたうえで、納得して購入すればいいのです」

※女性セブン2014年4月10日号

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