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姪がピカピカの床で料理修業 叔父がチラチラと床を見続ける

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は寄せられたのは、ご主人(53歳)が時計メーカー勤務の奥様(50歳)。DIYでキッチンをリノベーションしています。

 * * *
 私がよく使うのは木目調のカッティングシートです。たとえば冷蔵庫に貼り付けて、取っ手の部分に布を巻くと、無機質で冷たい感じのする冷蔵庫がナチュラルに変身します。

 この前はキッチンの床を光沢のあるタイル張りに替えました。ピッカピカで、床に光が反射して、キッチン全体が少し明るくなった感じです。主人なんか、床に顔を近づけて、「おでこのシワまで映ってるよ!」。無邪気に喜んでいます。

 その主人が翌日、「そういえば、姪っ子のR沙ちゃん、花嫁修業中で、『おばさんに料理を教えてほしい』っていってたよな。キレイになったキッチンで教えてあげたら?」。R沙は私の姉の娘でOLです。

 早速、日曜日に我が家に呼び、2人でキッチンに。ところが、用もないのに主人も台所に来て「うまく作れてる?」といいながら、なぜか、ちらちらと下を見ています。おかしい……と思ったら、ピカピカの床にバッチリとR沙のミニスカートの中のパンツが映っています。目的はこれだったのね!

 R沙が翌週も来るというので「動きやすいようにジーンズで来て」と伝えました。その日は、朝からウキウキ気分の主人。でも、ジーンズ姿のR沙を見るなり、「な、なんで……」。よっぽどショックだったのか「み、水を飲む」。冷蔵庫を開けようとして床で足を滑らせ、スッテンコロリン。スッキリ!の私でした。

※週刊ポスト2014年4月18日号

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