ビジネス

【日本株週間見通し】決算発表本格化で物色の流れも日替わり

 投資情報会社・フィスコ(担当・村瀬智一氏)が、株式市場の5月7日~5月9日の動きを振り返りつつ、5月12日~5月16日の相場見通しを解説する。

 * * *
 先週の日経平均は下落。大型連休明けとなった日本株市場は、7日の日経平均が400円を超える大幅な下げになるなど、波乱の展開になった。とりわけ指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が急落する中、投資家のセンチメントも冷まされた格好に。

 その後も決算発表が本格化する中で方向感が掴みづらい状況が続き、好決算や自社株取得といった株主還元策を発表した企業などに資金が集中する展開。しかし、米国ではモメンタム・ストックの不安定な値動きが続いており、この流れがソフトバンクをはじめ、新興市場の中小型株の需給面にも影響を与えている。日経平均は14000円近辺での底堅さが意識されるなか、マザーズ指数は終値ベースで安値更新と、不安感のくすぶる相場展開だった。

 今週も決算発表がメイン材料になるなか、個別対応での物色に向かわせよう。足元で不安定な値動きが続いていることもあり、業績内容や自社株取得や配当といった株主還元策などを手掛かりに急動意をみせてくる銘柄が増えてくると考えられる。とはいえ、決算材料に事欠かない状況であり、物色の流れも日替わり的になるだろう。資金の逃げ足も速いため、大きく調整しているとは言え、資金回転は早くしたいところである。調整局面では米ファンドの決算に絡んだ商いなども意識されやすいだろう。

 決算では、ソニー<6758>、日立<6501>、シャープ<6753>、住友不<8830>、三井不<8801>、日産自<7201>、NTT<9432>などや、三菱UFJ<8306>などメガバンクが予定されている。そのほか、ウクライナ情勢ではロシアのプーチン大統領の要請を無視し、ウクライナ東部で親ロシア派が11日に住民投票を予定通り実施する見通しとなっている。ウクライナ情勢が緊迫する局面では、先物主導による売り仕掛け的な流れに向かいやすいだろう。

トピックス

近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
各地でクマの被害が相次いでいる(右は2023年に秋田県でクマに襲われた男性)
「夫は体の原型がわからなくなるまで食い荒らされていた」空腹のヒグマが喰った夫、赤ん坊、雇い人…「異常に膨らんだ熊の胃から発見された内容物」
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン