ライフ

作家デビューの近道か 『ビリギャル』産んだ自伝投稿サイト

 著書に『年収150万円で僕らは自由に生きていく』(星海社新書)、『武器としての書く技術』(中経出版)などを持つ、プロブロガーのイケダハヤト氏が、ネットで起きているホットな出来事を紹介。今回は注目が集まっている自伝投稿サイトをピックアップします。

 * * *
 最近書店で『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という本をよく見かけませんか?

 こちらは、塾経営者の坪田信貴氏が経験した実話をまとめた作品で、発売から数か月で30万部を突破するという大ベストセラーを記録しています。

 実はこの本、自伝投稿サイト「STORYS. JP」に公開された人気記事が基なんです。2013年4月30日に坪田氏によって投稿された記事は、即座に爆発的なアクセスを集め、なんと24時間以内に複数の出版社から「この記事を膨らませて一冊の本にしませんか?」というオファーが届いたそうです。そしてKADOKAWAから昨年末に出版され、今に至るというわけです。

 今年4月には、同様の経緯で『うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話』(朝日新聞出版)が書籍化。こちらもSTORYS. JPに投稿されるや否や莫大なアクセス、即座に書籍編集者から声がかかったようです。

 このサイトでは「学生生活」「恋」「受験」「病気」「別れ」「旅」などのカテゴリーで、自伝を投稿することができます。誰かに伝えたい素敵なストーリーをお持ちのかたは、ぜひ文字にしてみてはいかがでしょうか。もしかしてもしかすると、作家デビューしちゃうかもしれませんよ。

※女性セブン2014年6月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
このほど発表された新型ロマンスカーは前面展望を採用した車両デザイン
小田急が発表した新型は「白いロマンスカー」後継だというけれど…展望車復活は確定だが台車と「走る喫茶室」はどうなる?
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン