芸能

『花子とアン』縁の「筑豊の炭鉱王」邸宅跡 入場者5倍に

“筑豊の炭鉱王”伊藤伝右衛門の邸宅跡

 13週連続で平均視聴率21%超えと絶好調の連続テレビ小説『花子とアン』(NHK総合、毎週月~土曜8時~ほか)。その人気ぶりを象徴するかのように、仲間由紀恵(34才)演じる葉山蓮子と吉田鋼太郎(55才)演じる嘉納伝助の実在モデルが実際に住んでいた福岡・飯塚市の豪邸が話題になっている。

 福岡市内から東に約35km。飯塚市内の閑静な住宅街に突如現れる広大な敷地。重厚な長屋門に囲まれたその屋敷は、かつて“筑豊の炭鉱王”と呼ばれた伊藤伝右衛門の邸宅跡だ。

 実はこの伝右衛門、『花子とアン』で伝助のモデルとなった実在の人物。そして伝右衛門と結婚し、約10年間をこの屋敷で過ごした柳原白蓮こそが蓮子のモデルとなった人物だ。

 白蓮は華族出身で、“大正三美人”のひとりに数えられるほどの美貌を持つ歌人だったが、伝右衛門との結婚は愛のない政略結婚とされる。そのため常に孤独を感じ、子供を授からないままに、ついには社会運動家の宮崎龍介と駆け落ちする。この愛の逃避行が、林真理子さんの小説『白蓮れんれん』(集英社文庫)でも取り上げられている「白蓮事件」。当時の新聞などでセンセーショナルに報道され、話題を呼んだ。

 事件はドラマでも取り上げられる重要なシーンだけであって、伝右衛門と白蓮への注目度はますます高まるばかり。

「放送開始直後から徐々に入場者数が増えていき、6月は昨年同月比で約5倍の入場者数を記録しています。邸内では来年3月まで『村岡花子と白蓮展』を開催していますが、あまりの人気ぶりに展示スペースを2倍に増やしました」(飯塚市役所商工観光課)

※女性セブン2014年7月17日号

関連記事

トピックス

志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
原付で日本一周に挑戦した勝村悠里さん
《横浜国立大学卒の24歳女子が原付で日本一周に挑戦》「今夜泊めてもらえませんか?」PR交渉で移動…新卒入社→わずか1年で退職して“SNS配信旅”を決意
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン