芸能

高須院長「ブスは天才、美人は秀才。だからぼくはブスが好き」

 いじめられっ子だったことや、借金100億円を抱えたこと、脱税で告発されたことなど、波瀾万丈な人生を赤裸々に語った著書『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)を出版した、高須クリニックの高須克弥院長(69才)。日本を代表する美容外科医の1人だが、実はご自身は美人が好きなわけではないという。一体どういうことなのか? 高須院長がその真実を明かす。

 * * *
 ぼく自身は、ブスが好き。なぜなら、“美人は秀才、ブスは天才”だからです。

 美人は全体の偏差値の高い秀才、ブスは一芸に秀でた天才ですよ。美人を10人集めてひとつの顔に合成すると、平凡な美人にしかならない。でも、ブスっていうのは全体ではブスだけど、目だけはきれい、肌だけは美しいといったどこかしら抜きん出たところを持っている。それを10人集めて合成すると、絶世の美女ができるんだから(笑い)。それに、内面を磨いているブスのほうが話していて楽しいもの。

 クリニックを訪ねてくる患者さんは、圧倒的に美人が多い。たとえるなら、美容整形クリニックは予備校なんですよ。美と若さに自信がある人が、もっと向上したい、といって来るんです。並の美人では嫌という人がね。予備校に落ちこぼれは行かない、もっと上を目指す人が行くでしょ、それと同じです。

 韓国でひところ話題になった扇風機おばさんも例外ではないでしょう。もともとの美人が、美に貪欲なあまり、整形を繰り返して、失敗してしまった。ぼくが日本での再生手術を行い、つぶれていた目も開くようになって、彼女も今はだいぶ見られる顔になってますよ。

 かく言うぼく自身も、ほぼ全身を手術してます。額からうなじから、ボディーも(シャツをまくり上げてお腹を指さしながら)ほら、ここも、ここも。開業時から合計100回以上、ぼくは自分で自分の体にメスを入れてきました。だから、見かけは若いけど、中身はじじいだよ。

 医師の中には、患者さんで実験しながら、だんだん腕を上げていくという人がいる。でも、そんなのとんでもないことですよ。料理人がお客相手に練習しますか? これから腕を上げてうまいものを作る、といってお金を取るのを許せますか? プロなら完璧な技術を習得してから患者さんの手術をしなきゃいけない。

 そのために自分で開発した技術も、外国で学んだ施術も、まずは自分の体で試す。自分でできない自分への手術は息子や後輩の信頼できる医師たちに託して、手術台から指示を出しています。

 多くの患者さんがぼくを信じ、頼ってくださるのも、自分で納得できない施術は決して他人に施さない、自分で責任を持てる施術しかしない──その姿勢が受け入れられているからだと思います。

※女性セブン2014年7月24日号

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン
ソロとして音楽活動5周年を迎える香取慎吾
《ソロで音楽活動5周年》香取慎吾が語った「5人とは違って…」「もっとできるはずなのに」ソロで経験した“挫折” ライブツアーでは「パーフェクトビジネスアイドル」としてファンを沸かせる
NEWSポストセブン
13年ぶりの写真集『ふたたび』(双葉社)を5月30日に発売
小向美奈子 Xで「今年結婚します!」投稿の真意を本人に聞いた 今でも「年に1~2回くらいは求婚される」と語る彼女は“ダーリン”との未来予想図をどう描くのか
NEWSポストセブン
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
NEWSポストセブン
6月3日に亡くなった長嶋茂雄さんとの写真を公開した大谷翔平(公式インスタグラムより)
《さようなら長嶋茂雄さん》大谷翔平から石原裕次郎まで、誰からも愛された“ミスター”の人生をスターたちとの交流で振り返る 
女性セブン
沖縄を訪問される天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年6月4日、撮影/田中麻以)
《愛子さま 初めての沖縄ご訪問》ブルーのセットアップで母娘の“おそろい”コーデ再び! 雅子さまはくすみカラーで落ち着いた着こなしに
NEWSポストセブン
人気インフルエンサーがレイプドラッグの被害者に(Instagramより)
《海外の人気インフルエンサーが被害を告発》ワインに“デートレイプドラッグ”が混入…「何度も嘔吐し、意識を失った」「SIMカードが抜き取られていた」【オーストリア】
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平が帰宅直後にSNS投稿》真美子さんが「ゆったりニットの部屋着」に込めた“こだわり”と、義母のサポートを受ける“三世代子育て”の居心地
NEWSポストセブン
『激レアさんを連れてきた。』に出演するオードリー・若林正恭と弘中綾香アナウンサー
「絶対にネタ切れしない」「地上波に流せない人もいる」『激レアさんを連れてきた。』演出・舟橋政宏が明かす「番組を面白くする“唯一の心構え”」【連載・てれびのスキマ「テレビの冒険者たち」】
NEWSポストセブン
「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
現場には規制線がはられ、物々しい雰囲気だった
《中野区・刃物切りつけ》「ウワーーーーー!!」「殺される、許して!」“ヒゲ面の上裸男”が女性に馬乗りで……近隣住民が目撃した“恐怖の一幕”
NEWSポストセブン
シンガポールの元人気俳優が性被害を与えたとして逮捕された(Instagram/画像はイメージです)
避妊具拒否、ビール持参で、体調不良の15歳少女を襲った…シンガポール元トップ俳優(35)に実刑判決、母親は「初めての相手は、本当に彼女を愛してくれる人であるべきだった」
NEWSポストセブン