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ミュージシャンの「2代目襲名」 是非と需要についての考察

 バンドにおいては、今後も若いメンバーを加えて活動を継続する動きがあることでしょう。さらに言うならば、やや大胆な予想をするならば、オリジナルメンバーがゼロのバンドが、そのバンド名を名乗り、2代目が活躍するということもあり得るのではないかと思っているわけです。前出の大槻ケンヂは、NHKでKISSの伝説の武道館公演が再放送された際にゲスト出演し、「KISSはもう伝統芸能ですよ。歌舞伎と同じように襲名制にして後年まで続けて欲しい。」とコメントしています。

 他にもLOUDNESSのギタリストであり現在のリーダー高崎晃は「LOUDNESSはこれまでどんなメンバーチェンジがあっても解散することなく続いてきた。LOUDNESSは日本を代表するバンドとしてこれからもずっと続いていきます。例え、僕が抜けても」と発言しています。いや、彼が抜けることはないと思うものの、LOUDNESSを名乗る公認バンドが将来現れてもおかしくないですね。

 また、日本のハードロックバンド、44マグナムは再結成して活動しているのですが、メジャーデビュー時のメンバーに加え、ボーカルのポールのお子さん、スティーブが加入しています。これは、ポールが若年性パーキンソン病なので、2人で歌う体制になったのですね。この夏のツアーの新潟公演では、体調不良のために、スティーブ1人で歌うこともありました。このように、子供が親のバンドを継ぐということも、今後はあることでしょう。

 漫画の世界でも、すでに『聖闘士星矢』や『北斗の拳』などは、ブランドを引き継いで、他の人が絵を描くなどのことが行われています。

 バンドと比べると難易度は高いですが、著名人の2代目を襲名するということは今後、あってもおかしくないのではと思うのです。ものまねタレント、コピーバンドに一定のニーズがあるように。

 とはいえ、さすがに「2代目氷室京介」というのは、難しいかと思いますけどね。ただ、今後、彼がプロデュースした若手などが登場することを祈っています。来年のラストライブ、チケットは争奪戦になるかと思いますが、行きたいと思ってます。さて、布袋との共演はあるのでしょうか。

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