芸能

avexアイドル部門「オープン化」 大物移籍の可能性は

 エイベックスグループのアイドル専門レーベル「iDOL Street」(アイドルストリート)が、“オープン化”することとなった。これによって、外部のアイドルグループが、「iDOL Street」に移籍することができるようになる。

 2010年にエイベッスグループ初のアイドル専門レーベルとして発足した「iDOL Street」。昨年日本武道館公演を成功させたSUPER☆GiRLS(以下、スパガ)を筆頭に、Cheeky Parade、GEMという3グループが所属。さらに、その下部組織として、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡を拠点として活動するデビュー候補生「ストリート生」がレッスンに励んでいる。

 今回のレーベルのオープン化は、すでに活動中のアイドルグループを「iDOL Street」のファミリーに迎え入れ、レーベル全体を拡大していこうという試みだ。「iDOL Street」のファミリーに参加すると、エイベックスグループのインフラを活用できるようになるとのことで、たとえば、「iDOL Street」主催のイベントへの参加、CDやグッズの販売・流通の委託、エイベックスのマネージメント部門「エイベックス・ヴァンガード」との専属実演家契約などといった“特典”があるという。

 そういう意味では、地方で活動しているローカルアイドルや、主にライブハウスなどで活動しているインディーズアイドルにとっては、「iDOL Street」のファミリーになることは、全国区でのブレイクを狙うための大きなチャンスになりそうだ。

 それにしても、アイドルレーベルが外部のアイドルに門戸を開くというのは、かなりレアなケース。一体どういう事情があるのだろうか。アイドル事情に詳しい音楽ライターは説明する。

「現在のアイドル業界は、王者であるところのAKB48グループ、近年復活しつつある老舗のハロー!プロジェクト、そしてももいろクローバーZのブレイクで人気を拡大させたスターダストプロモーションが3大勢力で、『iDOL Street』はその3つのすぐ下に位置する状況です。

 スパガもデビュー時は、プロモーションにも力が入っていたんですが、最近はちょっと一段落している感じです。当初は、メンバーの写真が大きくプリントされた『スパガバス』という専用バスを移動車に使っていましたが、維持費が大変なのか、もう乗っていません。

 いわば、そういう状況のなか、ひねり出されたのが『オープン化』というアイディアだったのでしょう。イメージとしては、新グループをゼロから育てるのではなく、既存のアイドルグループのフランチャイズ化に近いものなので、コスト的にはそこまでかからないのかもしれません」

 余談だが、「スパガバス」はなくなったが、今後移動中はスパガのメンバーであることをアピールするため、常に共通のユニフォームを着用するとのこと。さらに、ユニフォームにはスパガを応援する企業を募集し、その企業のワッペンをつけるという。

 さて、そんな「iDOL Street」のオープン化だが、アイドルファンたちの興味は、大物アイドルの移籍があるかどうかという点に向かっているようだ。実際に、ありうることなのだろうか。

関連記事

トピックス

元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン
5月6日、ニューメキシコ州で麻薬取締局と地区連邦検事局が数百万錠のフェンタニル錠剤と400万ドルを押収したとボンディ司法長官(右)が発表した(EPA=時事)
《衝撃報道》合成麻薬「フェンタニル」が名古屋を拠点にアメリカに密輸か 日本でも薬物汚染広がる可能性、中毒者の目撃情報も飛び交う
NEWSポストセブン
警察官になったら何をしたい?(写真提供/イメージマート)
警察官を志望する人の目的意識が変化? 「悪者を倒したい」ではなく安定した公務員を求める傾向、「事件現場に出たくない」人も 
NEWSポストセブン
カトパンこと加藤綾子アナ
《慶應卒イケメン2代目の会社で“陳列を強制”か》加藤綾子アナ『ロピア』社長夫人として2年半ぶりテレビ復帰明けで“思わぬ逆風”
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《2人で滑れて幸せだった》SNS更新続ける浅田真央と2週間沈黙を貫いた村上佳菜子…“断絶”報道も「姉であり親友であり尊敬する人」への想い
NEWSポストセブン
ピンク色のシンプルなTシャツに黒のパンツ、足元はスニーカーというラフな格好
高岡早紀(52)夜の港区で見せた圧巻のすっぴん美肌 衰え知らずの美貌を支える「2時間の鬼トレーニング」とは
NEWSポストセブン
事務所も契約解除となったチュ・ハンニョン(時事通信フォト)
明日花キララとの“バックハグ密会”発覚でグループ脱退&契約解除となった韓国男性アイドルの悲哀 韓国で漂う「当然の流れ」という空気
週刊ポスト
かつて人気絶頂だった英コメディアン、ラッセル・ブランド被告(本人のインスタグラムより)
〈私はセックス中毒者だったがレイプ犯ではない〉ホテルで強姦、無理やりキス、トイレ連れ込み…英・大物コメディアンの「性加害訴訟」《テレビ局女性スタッフらが告発》
NEWSポストセブン
お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二。9ヶ月ぶりにメディアに口を開いた
【休養前よりも太ってしまった】元ジャンポケ斉藤慎二を独占直撃「自分と関わるとマイナスになる…」「休みが長かった」など本音を吐露
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《TOKIO解散後の生活》国分太一「後輩と割り勘」「レシート一枚から保管」の節約志向 活動休止後も安泰の“5億円豪邸”
NEWSポストセブン
中山美穂さんをスカウトした所属事務所「ビッグアップル」創設社長の山中則男氏が思いを綴る
《中山美穂さん14歳時の「スケジュール帳」を発見》“芸能界の父”が激白 一夜にしてトップアイドルとなった「1985年の手帳」に直筆で記された家族メモ
NEWSポストセブン
STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン