ライフ

三遊亭小遊三が語る故郷・山梨県「海はないがマグロがうまい」

 NHKの朝ドラ『花子とアン』の舞台にということで、にわかに注目を浴びている山梨県。山梨県大月市出身の落語家・三遊亭小遊三さんは、こう話す。

「言ってみりゃあ私の心の中の“家”ってのはずっと山梨にあって、東京にいる今でも自分は出稼ぎにきているようなもんなんだよな」

 故郷・山梨での幼いころを懐かしそうに思い出した。遊び場はもっぱら渓流だったという。川魚のはやを釣ったり、岩場から飛び込んだり。

「山梨は海がなくて、甲州街道の両脇が山っていう土地。夕方になると静岡から山を越えて、“沼津の魚だよ~”ってオート三輪の魚売りがやってきてね。そこで売ってるまぐろを大月の魚屋が買ってまた売るんだよ。やっと口に入る頃にゃ“こりゃ、いつ獲れたまぐろだい?”ってな話だけどね、当時はあれがごちそうだったね。大人になってうまいものをいろいろ食べたけど、ちょっと筋張ったまぐろのブツ、あれがやっぱり今でも一番うめぇんだよな(笑い)」(小遊三さん)

 また、山梨県出身で18歳まで中巨摩郡で過ごし、テレビ朝日甲府支局で記者兼リポーターになった駒井千佳子さんは、山梨県から見る富士山を絶賛する。

「テレビ朝日甲府支局に勤務していたとき、元旦に富士山と初日の出を取材しました。南巨摩郡の山間部から初日の出を拝みましたが、山梨県側から見る富士山は左右対称で均整がとれ、本当に素晴らしい。息をのむ美しさでした」

※女性セブン2014年8月21・28日号

関連記事

トピックス

“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン