ライフ

元銀行支店長 「無理をしてまで定期預金をする必要はない」

 貯金を考えるなら、普通預金より金利の高い定期預金に預けた方が…と考える人が多いだろう。しかし、三井住友銀行で中野支店長の経験がある菅井敏之さんは首を振る。

「利息目当てに定期預金に預けるのは、安易な考え方ですね。定期預金の金利が3~6%あった20年以上前ならともかく、今は0.5%にも満たない。つまり、100万円を預けても1年間で5000円も増えません。

 これから貯金をしようとするにもかかわらず、無理して収入のうちの20%や30%を定期預金することに、何の意味があるでしょうか。むしろ、何かあったときのために、すぐに引き出せるお金を手元に置いておいた方がいいでしょう」

 とはいえ、いつでも引き下ろせる普通預金ではつい使ってしまい、ややもすれば家計は赤字。定期預金をしておいた方が…と思ってしまうが。

「どうしても定期預金に預けたいなら、まずは考え方を180度変え、月に使う金額を決めます。まずは自分が手元にいくらあれば安心できるかを考えます。家族構成や、健康状態など、人により金額が異なると思いますが、まずはそれを設定します。その後は簡単です。50万円あれば安心というなら、普通預金の金額が60万円になったら10万円を定期預金に移せばいいんです。

 定期預金は簡単には引き下ろせないので心理的に負担が大きい。あまり無理をしてまで預ける必要はないのです」(前出・菅井さん)

※女性セブン2014年9月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン
今の巨人に必要なのは?(阿部慎之助・監督)
巨人・阿部慎之助監督「契約最終年」の険しい道 坂本や丸の復活よりも「脅かす若手の覚醒がないとAクラスの上位争いは厳しい」とOBが指摘
週刊ポスト
大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、不動産業者のSNSに短パン&サンダル姿で登場、ハワイの高級リゾードをめぐる訴訟は泥沼化でも余裕の笑み「それでもハワイがいい」 
女性セブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
《再スタート準備》中居正広氏が進める「違約金返済」、今も売却せず所有し続ける「亡き父にプレゼントしたマンション」…長兄は直撃に言葉少な
NEWSポストセブン
不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《ベリーショートのフェミニスト役で復活》永野芽郁が演じる「性に開放的な女性ヒロイン役」で清純派脱却か…本人がこだわった“女優としての復帰”と“ケジメ”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の一足早い「お正月」》司組長が盃を飲み干した「組長8人との盃儀式」の全貌 50名以上の警察が日の出前から熱視線
NEWSポストセブン
垂秀夫・前駐中国大使へ「中国の盗聴工作」が発覚(時事通信フォト)
《スクープ》前駐中国大使に仕掛けた中国の盗聴工作 舞台となった北京の日本料理店経営者が証言 機密指定の情報のはずが当の大使が暴露、大騒動の一部始終
週刊ポスト
タレントとして、さまざまなジャンルで活躍をするギャル曽根
芸人もアイドルも“食う”ギャル曽根の凄み なぜ大食い女王から「最強の女性タレント」に進化できたのか
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
安達祐実、NHK敏腕プロデューサーと「ファミリー向けマンション」半同棲で描く“将来設計” 局内で広がりつつある新恋人の「呼び名」
NEWSポストセブン
還暦を迎えられた秋篠宮さま(時事通信フォト)
《車の中でモクモクと…》秋篠宮さまの“ルール違反”疑う声に宮内庁が回答 紀子さまが心配した「夫のタバコ事情」
NEWSポストセブン
熱愛が報じられた長谷川京子
《磨きがかかる胸元》長谷川京子(47)、熱愛報道の“イケメン紳士”は「7歳下の慶應ボーイ」でアパレル会社を経営 タクシー内キスのカレとは破局か
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」新年特大号発売! 紅白激震!未成年アイドルの深夜密会ほか
「週刊ポスト」新年特大号発売! 紅白激震!未成年アイドルの深夜密会ほか
NEWSポストセブン