芸能

『路線バスの旅』でお蔵入り 蛭子能収が店主激怒させた失言

 リーダー役の太川陽介、自由奔放な蛭子能収、そして個性的なマドンナが、路線バスの旅をする『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)が大人気となっている。その見どころのひとつが、蛭子の自由気ままな言動だ。なかには蛭子の失言が原因となり、放送できなかった事件まで起きているのだという。太川が新刊『ルイルイ仕切り術』(小学館)の中で明かしている。

 * * *
『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』で、蛭子能収さんの超トンデモで、奇想天外、自由奔放な言動を楽しみにしている人も多いと思います。そんなみなさんだったら、“放送できない、もっととんでもない事件を蛭子さんはしでかしているに違いない”ときっと思っていると思います。正解です。その中でも、スタッフ一同大迷惑を被った事件を書きたいと思います。

 その日、目的地に着いたのは夜もかなり更けた頃。地方の街でしたので、夕食をやっている店もほとんどなかったのですが、やっとのことで街で一軒だけ営業しているという食堂を見つけ、そこで収録がてら遅い夕食をすることになったんです。

 まずは蛭子さん、マドンナ、そしてボクの3人で食事をしながらその映像を撮り、その後でスタッフが食事をする。そういう仕切りにして、我々の食事がはじまりました。

 蛭子さんは、海老の塩焼きを頼んだんですが、テーブルに運ばれてきた海老の塩焼きを見ておもわず、「あ、海老がちっちゃ~い!」と大きな声でいっちゃったんです。そうしたら、たまたまというか、当然というか、それをお店のご主人が聞いてしまい、もう大激怒!

「今いったの誰だぁぁぁ!!」って。そんなこというのは蛭子さんしかいないんですが、とにかくプロデューサーが平謝りに謝って、我々3人の食事シーンだけは撮影させてもらったんですが、大変なのは、その後にそのお店で食事をすることになっていたスタッフです。当然そのお店でいただくなんていう雰囲気ではなくなってしまったんで、もう空腹をかかえて全員でロケ車に乗って、夜の街道を食事ができる店を延々と探し回ったそうです。

 峠を越えて2時間近く走ったところで、どうにか深夜営業のラーメン屋さんを見つけたそうですが、周りの人にまで、こんな迷惑かけちゃう蛭子さんの人並外れたパワーには、参りました。もう勘弁してくださいよ蛭子さん。

「でも小さかったでしょ、海老」。そういうことではないでしょ!

※太川陽介・著『ルイルイ仕切り術』(小学館)より

関連記事

トピックス

永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン