ビジネス

LINEスタンプ 人気トップ10平均収益は3か月で2230万円

「了解」「OK」などの文字を打たなくても、スタンプだけでやりとりができたり、文字だけ送るよりも気持ちを伝えられると人気のLINEスタンプ。

 今までは企業や有名キャラクターものが中心だったが、クリエイターズマーケット枠が登場し、新たな広がりを見せている。LINEスタンプ企画チームマネジャーの渡辺尚誠さん(渡辺さん・以下「」内同)はこう語る。

「有名なキャラクターものだけでは、非常に閉ざされた世界のものになりかねない。そこで、たくさんの人が面白いスタンプを作ってくれれば、ユーザーにとっても選択肢が広がると考え、今年5月にスタートさせました。現在、LINEスタンプは海外でも販売されていますが、もっとグローバルに展開し、クリエイターのかたに活躍の場を提供することで、ビジネスを活性化させたいと考えています」

 クリエイターズスタンプの特徴は、プロ、アマ関係なく無料でLINEスタンプを作成し販売できること。しかも売り上げの50%が収益としてクリエイターに入る。

「スタンプは日本の場合、ワンパッケージ40個・100円で販売。スタンプが1個売れれば、クリエイターには50円入る計算になります。販売開始から3か月でトップ10のスタンプの平均収益は、2230万円でした」

 1個売れば50円なのに、すごい金額! トップ10の平均がこれならトップ3は…!?

 ただし、トップ10に入るには、それなりの工夫は必要。何せ、9月末現在で販売されているスタンプは1万7000個を超えているのだ。

「最初はまったく売れなくて、2週目、3週目になって売り上げが伸びていくというパターンも多いので、気長に待つことも必要です。また、作成してすぐに発売になるわけではなく、審査もあります」

 審査内容は、LINEのガイドラインに沿って、著作権に問題はないかなどがチェックされる。暴力的、性的なメッセージの強いものは原則NG。肖像権の問題があるので、写真を加工することも禁止だ。

「それ以外は鉛筆で描こうがパソコンで作成しようが自由。発想豊かなスタンプを随時募集しています」

 多少、絵が下手でもユニークで使い勝手のよいスタンプなら採用される可能性は大だとか。

※女性セブン2014年10月23・30日号

関連キーワード

トピックス

俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
AIの技術で遭遇リスクを可視化する「クマ遭遇AI予測マップ」
AIを活用し遭遇リスクを可視化した「クマ遭遇AI予測マップ」から見えてくるもの 遭遇確率が高いのは「山と川に挟まれた住宅周辺」、“過疎化”も重要なキーワードに
週刊ポスト
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト