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外観3階建て、内部5層構造の「ヘンな間取り」物件を現地訪問

玄関から見た室内。上がリビング、下がキッチン

「ヘンな間取り図」が密かなブームになっている。一枚の特徴ある間取り図を前に、ああでもない、こうでもないと分析しつつツッコミを入れる『間取り図ナイト』なるイベントも常にチケット完売の人気だという。

 とはいえ、百聞は一見に如かず。実際に「ヘンな間取り」物件に行ってみた。ここで紹介するのは“外観は3階建て、内部は5層構造”という物件。電話で問い合わせると、「実際に見ていただくのが早いです」(プランタンハウス・藤本知己氏)。間取り図だけでは説明しようがない物件なのだという。

 そこで現地に急行。物件は大阪府八尾市の田園地帯にある長屋風の建物だった。学校の部室棟のようにも見える。なんと総戸数は44もある。

 玄関は2階部分。ドアを開けると半帖ほどの土間があり、3段のハシゴ階段が上下に伸びている。上に上がると5帖の洋室、さらに3段上がると畳1枚分のロフトがある。玄関から下に3段のハシゴ階段を降りると4.5帖のダイニングキッチン、さらに下に降りると玄関の真下にユニットバスがある。

 コンパクトにまとまっているが、住人によれば「酔っぱらって玄関から“地下2階”の風呂場まで落ちる人がたまにいる」という。ちなみに『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)も取材に来たとか。筋金入りの「ヘンな間取り」であることは間違いない。

【賃料/月】2万5000円(共益費5000円)
【敷金/礼金】なし
【専有面積】16.23平方メートル
【構造】鉄骨造

※週刊ポスト2014年10月24日号

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