前回のホークス対タイガースの顔合わせとなった2003年も、後番組への好影響が見られた。
「テレビ朝日が中継した第3戦は23.2%。後番組の『ニュースステーション』も21.5%にまで上昇した。同年10月の『ニュースステーション』は水曜日平均15.6%でしたから、6%近くアップしたわけです。同局は第6戦も中継し、26.1%に。すると、後番組の『日曜洋画劇場』は19.5%に。もちろん、テレ朝だけでなく、他局でも同じ傾向が見られました。
昨年の楽天対巨人のシリーズも、後番組の視聴率は好調で、ほとんど2ケタをマークしました」(同前)
今シリーズの低視聴率は、来年の中継にも響くかもしれないという。
「数字がこれだけ悪いと、来年以降は地上波で全国放送されない可能性も出てくる。巨人が出れば中継されるでしょうけど、それ以外のカードだと見合わせる局もあるでしょう。
1ケタになるなら、通常番組を放送したほうが良い。野球は延長の可能性もあるため、視聴率が悪いと、局全体にダメージが拡がる。たとえば、3時間中継して1ケタで、後番組も数字が伸びなければ、全日視聴率でかなりの痛手となりますからね……」(同前)