自分の人生を新たに歩み出すために、決意に表れとしてタトゥーを入れる人もいるという。宮城県に住む女性・Kさん(52才)の夫(46才)も、そんな1人。タトゥーに興味を持った中年男性の行く末は?
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長年勤めた会社をあっさりとリストラされた夫。しばらく落ち込んでいたけど、ある日「よしっ、やるか!」って。
やっと前向きに再就職先を探すのかと思ったら、「オレ、タトゥー入れるわ」だとさ。
「なんのために? 再就職に不利になるんじゃないの? 温泉に入れなくなるよ」と、全力で止めたわよ。
けど、聞かないの。「いやいや。新しい人生を始めるための決意を体に残したいんだ。心配するな」と言って。
「わかった。でも、腕だの足だのに入れたら離婚だよ」と言ったまま、放置すること1週間。
何を言うかと思えば、「耳の裏側と足の裏と、どっちがいいと思う? オレ的にはお尻の割れ目がいいかなと思ったんだけど痛そう。やっぱり髪の毛の中かな?」ときた。
「ネットで調べたら、ワンポイントで5000円から1万円」って、タトゥーだか、シミだかわからない大きさの話よ。
ついに「あんたさ。つまんない話してないで、職探ししろぃ!」と、机叩いてキレたわよ。「タトゥーは、初めから入れる気なくて、気を引きたかっただけで…」って、こらっ、泣くな!
※女性セブン2014年11月27日号