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バーで飲むウイスキー 最初はスコッチのシングルモルトが◎

 NHKの朝ドラ『マッサン』の高視聴率に触発されて、空前のウイスキーブームが起きようとしている。バーでウイスキーをスマートに飲むにはどのような点に注意したら良いのだろう? ウイスキー評論家の土屋守氏が解説する。

「バーで飲むなら最初はスコッチのシングルモルトから入るのがいいでしょう。シングルモルトは世界的にも人気で多くの人に飲まれています。香りを嗅いでから味わうのがウイスキーの醍醐味なので、最初は水割りではなくストレートで。この人は単に酒を飲みたいのではなく、ウイスキーを楽しみたいんだなとバーテンダーに伝わります」

 スコッチのシングルモルトの中にもいくつかの風味がある。もしバーテンダーから好みを聞かれた場合、土屋氏は入門編として、バニラのような「スイート」、熟した果実のような「フルーティ」、燻製のような「スモーキー」の3タイプの香りから、気分に合わせてオーダーすればいいとアドバイスする。

 バーテンダーに任せるのも手だ。東京・銀座にある老舗のバー「ロックフィッシュ」の間口一就氏が語る。

「“○○(生産地)のスタンダードなもの”と注文すれば無難です。生産地だけ決めておけば、バーテンダーは風味も値段も適当なものをお出しするでしょう」

※週刊ポスト2014年11月28日号

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