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オイル 高カロリーだが必ずしも「高カロリー=太る」ではない

 オイルはダイエットの大敵!?…いえいえとんでもない! 良質なオイルは、女性の元気と美容のための強~い味方なんです。体の内外から潤いを導く、と話題の5オイルを徹底検証。あなた好みのオイルを見つけて。

「オイルは確かに高カロリーですが、高カロリー=太る、というわけではないんです」

 そう語るのは、日本抗加齢医学会認定指導士の資格も持つ管理栄養士の伊達友美さん。

「脳は半分以上油でできていて、動くために糖を使い、心臓と大腸は動くたびに油を使います。自律神経が乱れている、代謝が下がる、食欲が落ちる、イライラするというのも、結局は脳の指令の問題。脳の機能が落ちたら絶対にやせません」(伊達さん・以下「」内同)

 アラフィフとは思えない肌の透明感とハリ、華奢な体に白衣が似合う彼女はこう語る。

「いちばんきれいなはずの20代に、私は今より体重が25kgも多くて、あごからデコルテにかけては、にきびだらけでした。その原因は、冷えと女性ホルモン系の不調です」

 女性は生理前になると顔や首にブツブツできやすい。それは、油が足りていないからというが、美容にいい、どんなオイルを選べばいいのか。

「私がおすすめするのはオメガ3系オイル。体内で作れないので意識して摂取しないと絶対に摂れません。生魚のEPA、DHA、グリーンナッツオイル、エゴマオイル、亜麻仁オイルなど。これらは炎症を抑え、体脂肪を燃やす脂肪燃焼スイッチを唯一押せる油なんです。女性の大敵、冷えや便秘の解消にも効果的。そもそも高カロリーなものは体を温めるんです」

 一般的にはあまりなじみがないこれらのオイル。いったいどうやって摂ればいいの?

「市販のオイル入りドレッシングの上に浮いた油を捨て、捨てた分だけオメガ3系オイルを入れるのがいちばん簡単。味は変わりませんからご安心を(笑い)。1日4g、小さじ1杯くらいが目安ですが、生理不調や便秘、イライラする、肌荒れなど、不調の多い人は小さじ2~3杯がおすすめです」

 オイルを食べる生活を始めて、まず効果を感じるのは肌。

「個人差はありますが、洗顔後の肌を触った感じがなんとなく変わったなと思うのは、2~3週間後くらい。もっとわかりやすいのは生理。いい油を摂ると、生理前の不調や生理痛が改善しますよ」

※女性セブン2014年12月11日号

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