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居酒屋通の女性文筆家が教える「いい居酒屋を見分ける方法」

 早いもので今年も12月に入った。これから新年にかけ、忘年会やら新年会など、お酒を飲む機会も増えてくる。そこで、多くの人が訪れるであろう居酒屋で美味しく楽しくお酒を飲む方法をお教えします──。

 居酒屋通で知られる文筆家さくらいよしえさん(41才)に連れられ、訪れたのは、東京・神楽坂小路から1本裏道に入った『みちくさ横丁』。客が7~8人入れるかどうかの小さな居酒屋が軒を連ね、女ひとりで入るにはなかなか勇気がいりそうだが…。

「横丁ってすき間スポットなんですよね。都会の喧騒から離れた異空間で、訪れるだけでワクワクする。どの店に入ろうか悩むのはさながら、遊園地のアトラクションを選ぶ気分。たしかに、どの店も入りにくそうなんですけどね、それがまたいいんです」

 学生時代から毎晩飲み歩いているというさくらいさんでも、初めての居酒屋に入る時は緊張すると言う。

「入りづらい店には、仲よくなりたい人と行くんです。そうすると、“吊り橋効果”で、すぐに打ち解けられます。入ってみて合わなければ、1杯飲んですぐ出ればいい。私の場合、鼻を触ったら『もう出よう』の合図。居酒屋に難しいルールはありません」

 いい店を見分ける方法を聞いてみた。

「居酒屋は意外と入れ替わりが激しいので、長く続いている店を。それと、ターミナル駅より1~2駅外れた場所が穴場ですね」

 最近、どの居酒屋にも「ひとり飲み女子」が増えていると、さくらいさんは続ける。

「居酒屋に来る人って、おいしいものやその店の楽しみ方を教えたがる、人情味にあふれる人が多い。私も、ある店で老齢の常連さんに、おすそ分けをしてもらったり、飲み方を教わり『この店を託したよ』なんて言われて嬉しかった思い出が…。

 初対面で素性もわからない人たちと酒を酌み交わすのには、受け継がれてきた酒場文化特有の温かさがある。それと同時に、深くは踏み込まない配慮もあって居心地がいい。居酒屋は、その場限りの奇跡的な出会いとご縁を、おいしい酒肴とともに味わう場所。女子ひとりでもきっと居心地よく過ごせると思います」

※女性セブン2014年12月18日号

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