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森永卓郎氏「円安続けば牛丼並盛500円時代もありうる」と予測

 今年4月の消費増税のドサクサに紛れて増税分以上の便乗値上げが横行したが、来年は違う。消費増税が見送られたというのに、即席麺や冷凍食品、アイスなど実にさまざまな商品で値上げラッシュが押し寄せようとしている。

 デフレ下で庶民の胃袋を支えてきた牛丼も無縁ではない。この12月17日から牛丼並盛を300円から380円に値上げする吉野家では「米国産牛肉の相場が現地の干ばつの影響で高騰しており、円安が仕入れ価格を押し上げている」(吉野家ホールディングス広報IR担当)という。

 吉野家をはじめファストフードに一家言を持つ経済アナリストの森永卓郎氏はこんな見方をする。

「牛肉の質を落とせば価格を守ることができたと思いますが、吉野家はあえてそうしなかった。ただ、このまま円安が続けば、来年には並盛400円台、もしかすると500円時代もありうると思います」

※週刊ポスト2014年12月26日号

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