かつての“あこがれの君”にとも再会できるかもしれないと思えば、自然に胸が高鳴る同窓会。当日、現場でどんな言葉をかけるべきなのか、どんな振る舞いをすると有意義な時間が過ごせるか。いくつか見てみよう。
●卒業アルバムで事前に予習
同窓会の会話は誰もが「久しぶり!」の挨拶で始まる。差がつくのはその後をどう続けるかだ。基本的な会話パターンは「思い出話」と「近況報告」の2つ。とはいえ「あの時こうだったよね」などと自分の記憶を押し付けると、女性の警戒心をあおることもある。
「事前に卒業アルバムを見て、誰がどの部活だったのかなど予習しておきましょう。自分のことを覚えてくれていたと好印象も与え、趣味の話にも広がりやすい」(『人は見た目が9割』の著者で宝塚音楽大学の竹内一郎氏)
そうすれば会話に自然な流れが生まれる。
「高校時代の集合写真をスマホに取り込んで来た男性がいて、『これ誰だっけ』とか『あの時は楽しかったなぁ~』とその人を中心に盛り上がりました」(50代・主婦)
●「キレイになった」より「いい女になった」
「高校時代に比べたら5キロ以上太ったけど、まあまあの線を保っていると思ってた。そしたら憧れだった彼から『いい女になったなァ』と言われて有頂天。嬉しかったですね」(40代・主婦)
同窓会では「いい女になった」が魔法の言葉。
「40歳を過ぎて急に美人になるはずもないのは女性自身がよくわかっているから『キレイになったね』は、お世辞だとすぐにバレます。『いい女になった』は、会わなかった年月に人間性を磨き上げてきたと言われている感じがするので喜ばれるのです」(内埜氏)
※週刊ポスト2015年1月1・9日号