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マネックス証券松本大社長 「お金は使ってこそ価値がある」

「今年こそは貯金をしたい!」なんて考えている人も多いかもしれないが、そう簡単にお金は貯まらないもの。そこで、テレビ東京・大江麻理子アナの夫で、マネックス証券社長の松本大さん(51才)に、お金が貯まる秘訣を訊いた。

 * * *
 縁起は大事にしますね。神社には年に1度はご祈祷に行きますし、妻との入籍日もそう。1粒の籾が万倍の穂になる日といわれる縁起のいい『一粒万倍日』でした。

 私のお金に対する思いには2つのきっかけがありました。1つ目は小学校5年生で兄を亡くしたとき。死んだ兄貴の分まで生きてやる──その思いから、常に人の2倍は努力しようとストイックに生きてきました。ゴールドマン・サックス社でも、30才で共同経営者になるまで、がむしゃらに働きました。

 2つ目は、大学3年生のとき。お金がなくて困っていたときに、友人のお母さんが「アメリカへ行ってらっしゃい」と、約30万円の航空券代をポンとくれたんです。お金に対する執着心から解き放たれた瞬間でした。「お金は天下の回り物。使って動かしてこそ価値がある」と。今の会社を創業できたのもその経験があったからなんです。

「貯め方」や「ふやし方」を考える人は多いですが、上手に使える人は意外と少ない。お金は生き物。私はその価値を尊重し、お金が寂しがらないよう“オカネくん”と呼んで大切に使っています。

※女性セブン2015年1月22日号

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