国内

小保方氏 詐欺、業務上横領、虚偽公文書作成罪の可能性も

 STAP細胞論文問題で世間を騒がせた小保方晴子氏が、昨年12月21日付で理化学研究所(理研)を退職した。
 
 その5日後の同月26日に発表された外部有識者による「研究論文に関する調査委員会」(桂勲・委員長)の最終報告を見れば、STAP問題の悪質さは明らかだ。小保方氏の論文中の細胞増殖率を比較するグラフと、遺伝子の働き方の変化を表わす図の2つが新たに「捏造」と認定されたうえ、STAP細胞由来とされた細胞は、既存の万能細胞であるES細胞の混入によるものと結論づけられた。
 
 その後、理研による懲戒手続きが再開されたが、すでに退職している小保方氏に対して具体的な効力はない。年が明け、すでにこの問題は過去のものとされようとしているが、このまま捏造事件の責任の所在をうやむやにしていいはずがない。

 小保方氏の退職でこの問題に幕引きを図ろうとする理研は、小保方氏と同様、国民に対する背信を行なっている。
 
 小保方氏については、2013年3月からのユニットリーダー時代、年間800万円以上の給与に加え、国の交付金からユニットに対して研究費・人件費が各1000万円、計2000万円支給されている。笹井研究室の年間約6億円の研究費も使用していたのではないかと指摘する報道もあった。

 加えて疑惑発覚後、理研は検証実験に約1500万円、外部委員会の調査に約1400万円、計約2900万円を投じている。いずれの金も原資は税金である。当然、理研側は国民の財産を取り戻すため刑事・民事で小保方氏を訴えるべきだ。
 
 小保方氏と同じ早稲田大学理工学部出身で、研究不正にも詳しいみずほ中央法律事務所代表弁護士の三平聡史氏が指摘する。
 
「監督責任がある理研には、不正を見逃して小保方氏に交付金の一部を差配した社会的責任がある。そのため、刑事告発をするとなれば、理研以外の研究者や市民団体などでなく、理研がその立場にある。

 外部委員会の任意調査には限界があったが、強制力のある捜査・司法の場に移れば『誰がES細胞を混入させたのか』『混入は故意だったのか』という大きな謎が解明される可能性がある。血税が使われたのだから、そうすべき道義的責任は当然ある」

トピックス

中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
決定戦で横綱を下した安青錦(写真/JMPA)
【最速大関・安青錦の素顔】ウクライナを離れて3年、なぜ強くなれたのか? 来日に尽力した恩人は「日本人的でシャイなところがあって、真面目で相撲が大好き」、周囲へ感謝を忘れない心構え
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
主演映画『TOKYOタクシー』が公開中の木村拓哉
《映画『TOKYOタクシー』も話題》“キムタク”という矜持とともにさらなる高みを目指して歩み続ける木村拓哉が見せた“進化する大人”の姿
女性セブン
北川景子
《子どもを寝かせてから高いお菓子も》北川景子、子育てエピソードに広がる共感、失敗談も隠さずオープンに “39歳のママ女優たち”が支持を集める理由 
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト
CM露出ランキングで初の1位に輝いた今田美桜(時事通信フォト)
《企業の資料を読み込んで現場に…》今田美桜が綾瀬はるかを抑えて2025年「CM露出タレントランキング」1位に輝いた理由
NEWSポストセブン
亡くなったテスタドさん。現場には花が手向けられていた(本人SNSより)
《足立区11人死傷》「2~3年前にSUVでブロック塀に衝突」証言も…容疑者はなぜ免許を持っていた? 弁護士が解説する「『運転できる能力』と『刑事責任能力』は別物」
NEWSポストセブン
アスレジャー姿で飛行機に乗る際に咎められたそう(サラ・ブレイク・チークさんのXより)
《大きな胸でアスレジャーは禁止なの?》モデルも苦言…飛行機内での“不適切な服装”めぐり物議、米・運輸長官がドレスコードに注意喚起「パジャマの着用はやめないか」
NEWSポストセブン
(左から)小林夢果、川崎春花、阿部未悠(時事通信フォト)
《トリプルボギー不倫の余波》女子ゴルフ「シード権」の顔ぶれが激変も川崎春花がシード落ち…ベテランプロは「この1年は禊ということになるのでしょう」
NEWSポストセブン
吉野家が異物混入を認め謝罪した(時事通信、右は吉野家提供)
《吉野家で異物混入》黄ばんだ“謎の白い物体”が湯呑みに付着、店員からは「湯呑みを取り上げられて…」運営元は事実を認めて「現物残っておらず原因特定に至らない」「衛生管理の徹底を実施する」と回答
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン