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直木賞受賞の西加奈子 バイト掛け持ちしながら処女作執筆

「デビューした時は5冊書けたらすごいって思っていたくらいです。直木賞ともなると、もはや規模が大きすぎてよくわかりません(笑い)」

 1月16日、『サラバ!』(小学館刊)で第152回直木賞を受賞した西加奈子さん(37才)は、授賞式の壇上でこう言って報道陣を笑わせた。

 同作は、イラン生まれの主人公・歩が、30年にわたって家族に翻弄され続ける半生を綴った長編小説で、現在、上下巻あわせて20万部を超えるベストセラーとなっている。

 著者の西さんもイラン生まれで、その後、エジプトと大阪で育ち、大学卒業後は大阪で情報雑誌のライターのバイトをしていたという。

「ライター時代から人とは違う視点を持っていた人で、グルメレポートなのに、料理の味ではなく、“この店の店長の顔はこんなにデカい”みたいな話を書いてしまうんです(笑い)。バイトの掛け持ちもすごくて、朝イチでテレアポ、昼からはカフェでウエートレス、夕方から深夜にかけてはスナックで皿洗いと、目の回るような日々を送っていたそうです。その合間に小説を書いていたというのだから驚くべき体力です」(出版関係者)

 そうして処女作を書き上げた西さんは、「これを出版する!」と宣言して大阪の家を引き払い、単身東京に引っ越してしまう。ツテを辿って文芸編集者に出会い、同作を『あおい』(小学館刊)として出版。こうして文壇デビューを成し遂げた。

「デビュー作の印税や原稿料が入るまで、消費者金融でお金を借りて生活していたそうです」(前出・出版関係者)

※女性セブン2015年2月5日号

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