ライフ

子育て手伝うフリし余計な手間増やすイクメン残念夫が増加中

 水曜夜10時枠のドラマ『残念な夫。』(フジテレビ系)で、玉木宏(35才)が演じるのは一級建築士でイケメン会社員の榛野陽一。インテリアデザイナーの妻・知里(倉科カナ)とは自他ともに認めるラブラブ夫婦だった。

 しかし、知里の出産を機に「残念夫」に転落していく。主婦になった知里の育児を手伝うどころか、独身時代と変わらず高いお金をかけて趣味のグッズコレクションを続け、飲み会で毎日帰りが遅い陽一に知里は不満をつのらせる。そして、ついに離婚の危機が…。お茶の間からは「あんなの序の口。顔がイケメンなだけまだマシでしょ!」との恨み節が聞こえてくる。

 ドラマ同様、「流行のイクメン夫におれはなる!」と豪語しながらなれなかった残念夫を持つのは、35才のA子さんだ。

「8才年下の夫と2年前に結婚。私の年齢のこともあって子供ができた時はふたりで大喜びしました。私は管理職なので、保育園を早々に決めて復職に意欲を燃やしていたんです。すると夫が『こんなに小さい子を預けるのはかわいそうだ。おれ、会社を辞めて主夫になる』って言い出しました。はっきり言って稼ぎは私の方が上だし、まぁいいか、と賛成したんです」

 家事や育児のことを心配せず仕事に集中できる! と思ったのも束の間、夫は1か月もしないうちに音をあげた。

「『子供から目が離せないからトイレにも行けない』、『泣き止まない』、『言うことを聞いてくれない』、『食事もまともにとれない』…と愚痴がどんどん増えていって、3か月後には『やっぱり働いてる方がラクだ!』と子供を連れてハローワークに通い始めたんです。こっちはまたイチから保活の日々でホント大迷惑。『玉木宏も子育てをできてないし男はやっぱり仕事だよ』なんて言ってますけど、あっちは顔はイイし稼ぎもイイ。ブサメンで稼ぎも私の半分のあなたとは全然違うんですけど!」

 夫婦問題に詳しい作家の石川結貴さんは「子育てを手伝うフリをして余計な手間を増やす“イクメン残念夫”が多い」と言う。

「子供を甘やかして叱らず、奥さんが叱ると子供と結託して『ママ、怖いよ~』と言い、母親を悪者にするんです。子供のわがままは増長するばかりなのに、子供に『ママ怒ってばっかりだから嫌い』と言わせて『やっぱりパパだよね~』なんて喜ぶ。そのくせ『おれは子育てに協力的な夫』と威張るのです」

※女性セブン2015年2月5日号

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト