スポーツ

大相撲初場所は18年ぶり15日間満員御礼 原動力は「相撲女子」

 白鵬が史上最多優勝33回を全勝で飾った大相撲初場所は18年ぶりの15日間満員御礼となったが、その原動力となったのは「相撲女子」だった。茶屋関係者はこう話す。

「若貴ブーム以来の盛り上がりです。あの当時は40代以上の女性が多かったが、今は20~30代の女性客が急増しています」

 相撲人気を牽引しているのは、遠藤を筆頭に隠岐の海、勢、佐田の海といった若いイケメン力士たちである。相撲ライターのどす恋花子氏はこう語る。

「人気に火をつけたのは遠藤ですが、逸ノ城のような強くて個性的な力士もいて相撲そのものにハマっていく。

 最近ではイケメンの幕下力士を見つけるのが流行り。目をつけた幕下力士が成長していく姿に母性をくすぐられるんです。ジャニーズJr.が売れていくのを見守るのと似た感じでしょうか」

 女性たちの興味は力士に留まらず、呼出や行司の追っかけまでいるという。呼出にはイケメンが多く、ファンクラブまで存在するのだとか。

「八百長問題で揺れて以降、相撲復権に懸ける協会はフェイスブックやLINEなどで情報発信を進めていて、若い女性も相撲観戦をしやすくなりました。それに遠藤らイケメン力士の登場がうまく噛みあったのです」(どす恋氏)

 女性ファンを取り込むために相撲協会は着物で観戦する和装デーや浴衣デーを考案、人気力士や親方の握手会や撮影会も頻繁に開催されるようになった。

 昨年2月に行なわれた「遠藤と隠岐の海のお姫様抱っこイベント」には6人の定員に約8000人の応募が殺到した。

※週刊ポスト2015年2月13日号

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
「家に帰るのが幸せ」大谷翔平がリフレッシュする真美子さんとの“休日”「スーパーにお買い物に行ったり…」最近は警備強化で変化する「デコピンの散歩事情」
NEWSポストセブン
日本のエースとして君臨した“マエケン”こと前田健太投手(本人のインスタグラムより)
《国内復帰を目指す前田健太投手》「漂う関東志向」元アナウンサー妻がSNSに投稿した“東京の父”と慕うカープの大先輩との写真
NEWSポストセブン
草間容疑者は新宿区内の雑居ビルエントランスで逮捕された
《マスク姿でウロウロ…》草間リチャード敬太容疑者が逮捕前に見せていた“不可解な行動”とは 近隣店従業員が「一見酔っている様子はなくて…」と語る“事件直前の姿”
ハッシーが語った“転落”(本人SNSより、現在は削除済み)
性風俗店受付の面接を受け「なんでこんなことに…」人気棋士・ハッシーが法廷で語った離婚後の“転落”「公園で過ごすことも」【橋本崇載被告・公判】
NEWSポストセブン
アルゼンチンで女性3名が殺害される事件が発生した(Instagramより)
「性的パーティーに誘われて…」「左手の指5本と耳を切断」アルゼンチンで女性3名が殺害 “インスタ生配信”で凄惨現場を約45人が視聴《深刻化するフェミサイド》
NEWSポストセブン
逮捕された草間リチャード敬太容疑者
《黒い帽子にマスク姿で…Aぇ! group草間リチャード逮捕》現場は「警察がよく巡回するエリア」人気アイドルが明け方に露出した際の服装
NEWSポストセブン
米原市役所前で、集まった市民に手を振られる両陛下。雅子さまの、織りのジャケットが華やかな青いセットアップは、2019年、マクロン仏大統領とブリジット夫人とのご会談、昼食会のときにお召しになっていた(JMPA)
天皇皇后両陛下、国民スポーツ大会開会式にご出席 開催地の滋賀は新婚当時に琵琶湖の景色に感動し、歌を詠まれた思い出の場所
女性セブン
総裁選に出馬した林芳正氏(時事通信)
「2時間ほどしていた」「紳士でした」“セクシーヨガ”と報じられた美人インストラクターが語る林芳正氏のスタジオでの姿
NEWSポストセブン
中国の名門・清華大学に在籍する
「あまりにも美しい女性は生配信に向かない!」中国の名門・清華大の美女インフルエンサーが突然の更新ストップ【SNSを巡る親子の対立で物議】
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
《クロスボウ殺人》母、祖母、弟が次々と殺され…唯一生き残った叔母は矢が貫通「息子は、撃ち殺した母をリビングに引きずった」【野津英滉被告・公判】
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《本人が最も恐れていた事態に…》「タダで行為できます」金髪美女インフルエンサー(26)、デリバリー注文のバーガー店が滞在先を暴露「軽視できません」
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”を繰り返していた前橋市・小川晶市長(時事通信フォト)
小川市長”ラブホ会議問題”の前橋市民から出る嘆き 「高崎の親戚からすんげえ笑われた」「男と女でどんな会議なんかい、ほんと恥ずかし」
NEWSポストセブン