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空前のコーヒーブーム 「第3波」「プレミアム缶」の真価は

各社、進化を見せるプレミアム缶コーヒー


B氏:缶コーヒーの良さって、身近なところですよね。味も昔より酸味はなくなったし、缶コーヒーは全体的にここ数年で美味しくなりましたよね。本格コーヒーに近くなってきた。だから今は“コーヒー戦国時代”だなと。ここ最近、盛り上がっているプレミアム缶コーヒーも各社、進化やこだわりを見せてきていますね。

 キリンの「別格 希少珈琲」(200円、税抜)は、まずデザインが目を引きますね。あと大きい! 味も強い主張がなくて飲みやすい。ただ、コーヒー感は薄いかな?

A氏:あ、口当たりがよくて飲みやすい。缶コーヒー独特の変な甘さがないですね。アメリカンにミルク入れたコーヒーっぽい味。アメリカン好きは飛びつくと思う。

C嬢:うーん、私は飲んでいるうちに味がなくなってくる感じがしました。サイズが大きい分、わざと薄味にして飲みやすくしているんでしょうね。薄めだからこそ、グビグビと飲める。こんなに量はいらないけど、冷えていてアイスだったら夏でもゴクゴク飲めると思います。

A氏:サントリーのボスシリーズを飲んでいる男の人は多いですね。この「プレミアボス」(115円、税抜)は、ミルクが入っているからマイルド。僕には甘くて薄いかな。香料の強い味というか、缶コーヒー独特の後味が残る感じがします。疲れていて甘いものを飲みたい時にはいいかも。

B氏:ボスらしい味、という感じ。ミルク感、甘さ、コーヒーの風味があって、一気のみサイズだし、グビッと飲める。

C嬢:よくある缶コーヒーの味…ですかね。コーヒーの香りが強いです。甘さ強めは女性向きかもしれませんね。

A氏:振ってから飲む「泡立つプレミアム」は面白いですよね。泡立ちがきめ細かで、ミルクが入っているのに泡立つのはすごい。甘みは強すぎず、コクもある。昨年の「泡立つデミタスエスプレッソ」は苦ウマくてツウ向けという感じだったけど、今回の「泡立つプレミアム」は間口が広がった感じ。でありながらも味は本格的。

C嬢:振らずに飲んでました(笑い)。あ!よく振って飲んだら全然違う!美味しいです。変な酸味が残らないし。いつも缶コーヒーを飲んだ後の後味が苦手でしたが、これは後残りがないですね。香料が無添加なのも、健康志向としてはポイント高いです(笑い)。「別格 希少珈琲」と「泡立つプレミアム」は、どちらも味の後残りがなくていいです。でも個人的な好みは、カフェラテっぽい「泡立つプレミアム」だな。

B氏:うん、口当たりがいいですね。いちばんラテっぽい味。ミルク好きや、甘めが好きな人は好みだと思う。説明には10回以上振るとありますが、30回以上振ると泡立ちがより立って、きめも細かくていい感じです。

A氏:こうやって飲み比べてみると、豆の価格が高くなっている中で、価格をぎりぎりに抑えて質を良くって、缶コーヒーの努力を感じますね。みんな舌が肥えて、「安くても、美味しくなきゃ」ってところがありますからね。

B氏:缶コーヒーの良さは、忙しい時でも手軽に飲めること。昔よりも口当たりよく、断然飲みやすくなった。本格的になっているのに安く買えるってところですよね。時間がある時にはゆったりとサードウェーブコーヒーを飲むのもまた至福。こだわりやいいところがそれぞれにあるから、個人の好みやライフスタイルで選ぶといいですね。

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