国内

佳子さま 「シャネル誤報」の原因と本当のブランドの名前

 女性セブン(3月19日号)の報道をきっかけに巻き起こった「シャネル騒動」。佳子内親王が地方公務(2月28日~3月1日の岡山訪問)の際に着用していたスーツを“シャネル風”と報じたところ、一部のテレビや週刊誌が“シャネルスーツ”と誤って引用して報じたために、思わぬ波紋が広がってしまったのである。

“シャネル風スーツ”とは実は独立したファッション用語。シャネルが作って流行させたカーディガンスーツの一種で、「シャネル製」を意味するわけではない。恐らくそうした方面に詳しくない記者が勘違いして誤報につながったと考えられる。それでは、佳子内親王の洋服は本当はどこが作ったものなのか。宮内庁関係者に聞いた。

「通常、紀子様、佳子様のお洋服は百貨店の外商部を通じて購入されます。カタログからお召しになりたい洋服を選ばれ、外商部が宮邸に品物を運搬してくるのです。

 一部ですが、ご公務でお召しになるものの中にはオーダーメイドもあるそうです。この場合もデザイナーがスタッフを連れて宮邸に赴き、採寸すると伺っています。

 紀子様は品格を感じさせながらもシンプルで華美でないものを好まれる。眞子様、佳子様も同様です。もちろん仕立てのよいものを選ばれるので安物ではございませんが、一部で報道されたような高価なブランド品などではありません」

 ただし佳子内親王も20歳の女子学生。さすがに「カタログショッピング」だけというわけにはいかないようだ。

「プライベートで楽しんでおられる私的なお洋服は、同世代のご友人とお忍びでショッピングを楽しまれているそうです。新宿や表参道などのお店がお好みとか。変装してお出かけになるようです。

 普通の女子大生に人気の『ローリーズファーム』や『ローズバッド』などリーズナブルなものをお持ちです。

 最近のお気に入りは、英国の『アドミラル』と若い女性に人気の日本のブランド『ダブルネーム』がコラボしたハイカットのスニーカー。8000円ほどのお値段のものです」(前出・宮内庁関係者)

 皇室ファッションの定義は決して「価格」ではない。着用する皇族の品位こそが、何より大事ということなのだろう。

※週刊ポスト2015年4月3日号

関連記事

トピックス

浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン