菊川の明るいキャラクターが番組をなごませることも
小倉:新しい番組が始まった時や、改編期なんかは一応どんな番組になっているのか見ますよ。でも、あんまり見過ぎると、意見が似てきたりもするのでほどほどですね。
──裏番組の司会者に対してライバル意識はありますか? たとえばテレビ朝日系『モーニングバード!』の羽鳥慎一アナとか…。
小倉:羽鳥が日テレの局アナだった頃は、会うたびに早くフリーになれって話していたんですよ。で、いざフリーになったら、裏番組のMCになって、まさかと思いましたよ(笑い)。あと、毎年12月に放送するMBSの『1万人の第九』っていう番組もぼくが10年間司会をしていたんだけど、そのぼくの後に司会になったのが羽鳥ですからね。さすがですよ(笑い)。
── 一方日本テレビ系『スッキリ!!』ではテリー伊藤さんが降板しました。
小倉:去年の年末にテリーさんとラジオで共演したんですが、うーん、薄々感じていましたね、『スッキリ!!』をやめちゃうのかなあって。デリーさんが抜けた後『スッキリ!!』がどうなっていくのかっていうのも、正直気になりますよ。
──年齢なことを考えると、小倉さんも決して若くはないですよね。体力的にはどうなんでしょうか?
小倉:今67才なんですけど、同窓会に行くと、病気の話だったり、年金の話だったりするわけです。行くたびに1人減り、2人減りってこともあるし。でも、同級生たちがから「小倉が活躍していることが励みになるんだよ」なんていわれると、頑張らなくちゃって思いますよ。これから高齢化社会は進んでいくわけで、ぼくらの世代が意見を言って引っ張っていく必要もあると思いますしね。周りの全員から嫌がられるようになるまでは続けようと思いますね(笑い)。