ビジネス

ななつ星デザイナー水戸岡氏 宇宙船のような寝台車作りたい

 3泊4日と1泊2日の2ルートで九州を周遊する日本初のクルーズトレイン『ななつ星 in 九州』。その重厚で美しいデザインを手がけたのが水戸岡鋭治さん(67才)。

「かつて九州の旅というと、高速道路が隅々まで整備されてたこともあり、家族旅行はワンボックスカーで行くというのが主流でした。でも、長旅となると、親は運転に神経を使い、子供は後部座席に押し込められてゲームをしているなんてこともありますよね。それにくらべ、列車には景色を見たり弁当を食べたりしながら会話もできて、家族団らんの時間を過ごせるよさがあります」(水戸岡さん。以下、「」内同)

 こうした列車の長所を最大限に利用したのが、移動時間に家族みんなが楽しめる観光列車だ。水戸岡さんのデザインする列車は、今や全国を席巻。

「最近、若いママと子供の鉄道旅が増えていますが、その理由は、観光列車ではママだって100%自由になれるから。この仕事を初めて四半世紀、ようやく女性誌が取材に来てくれたのは、正直とてもうれしいですね(笑い)」

 もともと列車は正確かつ安全安心で、束縛されずトイレにも行ける乗り物。そんな列車をより楽しくするために、水戸岡さん自身が利用者代表の気持ちでデザインしていると言う。また、利便性や経済性より、心地よさと快適性を優先し、公共物のレベルを上げることも心がけている。

「次は、宇宙船のような最高にモダンな親子向け寝台列車をつくってみたいですね」

※女性セブン2015年4月23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

無期限の活動休止を発表した国分太一
「給料もらっているんだからさ〜」国分太一、若手スタッフが気遣った“良かれと思って”発言 副社長としては「即レス・フッ軽」で業界関係者から高評価
NEWSポストセブン
ブラジル訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《クッキーにケーキ、ゼリー菓子を…》佳子さま、ブラジル国内線のエコノミー席に居合わせた乗客が明かした機内での様子
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン
”アナウンサーらしくないアナウンサー“と評判
「笑顔でピッタリ腕を絡ませて…」元NMB48アイドルアナ・瀧山あかねと「BreakingDown」エース・細川一颯の“腕組み同棲愛”《直撃に「まさしくタイプです(笑)」》
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《TOKIO・国分太一が無期限活動休止》「演者とスタッフは“独特の距離感”だった」関係者が明かす『鉄腕DASH』現場の“特殊な事情”
NEWSポストセブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《スタッフに写真おねだりか》TOKIO・国分太一は「コンプライアンス上の問題行為が複数あった」…日本テレビに問い合わせた結果
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
インドのナレンドラ・モディ首相とヨグマタ・相川圭子氏(2023年の国際ヨガデー)
ヨグマタ・相川圭子氏、ニューヨーク国連本部で「国際ヨガデー」に参加 4月のNY国連協会映画祭では高校銃乱射事件の生存者へ“愛の祝福”も
NEWSポストセブン