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復活ペヤング カツオ節粉やお茶漬けの素等の工夫で更に美味

 2014年12月の「ゴキブリ混入事件」から約5か月。まるか食品(群馬県伊勢崎市)が製造する即席麺「ペヤングソースやきそば」が6月上旬に販売再開される。

 復活に先駆けて、美味しく食べるための“ひと工夫”を紹介する。「ソースの味を引き立てたい」と語るのはインスタントラーメン研究家の大山即席斎氏だ。
 
「カツオ節粉やマヨネーズをかけるのが手軽で美味しい。他社製品にはそれらが封入されているものがありますが、ペヤングのソースは独特の酸味があるので似ることはありません」
 
 一方で、「麺の魅力を引き立てたい」と語るのは、フェイスブック上に170人以上のメンバーを抱える「全日本ペヤング愛好会」代表の奥山祐治氏だ。
 
「ペヤングの魅力はあのちぢれ麺にこそあります。思い切って付属のソースは使わないという手段もある。
 
 少し柔らかめに作った麺に、『お茶漬けのもと』を和えると、海苔の香りやあられの食感がアクセントになって麺の魅力が引き立ちます。『ベビースターラーメン』をトッピングしてもサクサクしておいしい」
 
 このほか、全日本ペヤング愛好会が昨年行なったイベントでは「ペヤングの春巻き」や「ペヤングのグラタン」、ソースを少なめにかけ、少量の酢を加え海苔で巻いた「ペヤングの軍艦巻き」などが振る舞われた。

 シンプルな味だからこそ思い思いの工夫ができるのもペヤングの魅力なのだ。

※週刊ポスト2015年4月24日号

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