さらに“一歩踏み込んだ”サポートを始めているFX会社も登場している。シストレ最大手のインヴァスト証券では、スタッフがおススメのストラテジーを毎週10本公表し、その中からストラテジーを選択した上で実際社内にて運用し、その成績を常に公開している。
「もし、推奨ストラテジーの運用成績が悪かったら、サービスの信頼性も揺らぐことになる。簡単に言えば、会社の看板にキズがつくことになってしまうのです。その点で、非常に大胆なサポートと言えるのではないでしょうか。」(前出・松岡氏)
ネットでの取引およびコミュニケーションが基本となるFXでも、こうしたコンサルティングに近いサポートが登場していることは興味深い。もともと対面販売を得意としてきた証券会社や銀行、不動産会社も、今後、資産運用サービスにおいていちだんと具体的かつ踏み込んだアドバイスやサポートを強化していくことだろう。金融機関の真の実力が問われる時代となりそうだ。