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プロ野球totoのキーマンを直撃 「やるとすれば、BIG方式」

 東京五輪の財源確保に向けて創設が検討されているプロ野球toto。新設されるオリンピック担当大臣の初仕事になるとも目されているが、そのポストを最有力視されているのが遠藤利明・元文部科学副大臣だ。今年4月、スポーツ議連内で立ち上げられたスポーツくじの制度改革を検討するプロジェクトチーム(PT)で、遠藤氏は座長を務める。

 様々な思惑が渦巻くプロ野球totoはどのように進められるのか、遠藤氏を直撃すると、こう回答した。

「まず、スポーツ議連のPTでは(拡大対象を)野球だけでなく、バスケット、バレー、ラグビーといった日本の団体プロスポーツを対象に検討している。それぞれの団体と意思疎通を図らなければいけないのですが、まだそこまでは至っていません。

 プロ野球を対象とするのが一番現実的かなという認識はみんな持っていますが、過去の事件などの経緯があるので丁寧に時間をかけてやっていきたい。ただ、何年も待ちたくはないので、できるだけ早くとは思いますが。

 具体的な制度設計の検討はまだ承知していません。とはいえプロ野球に導入するなら、不正行為ができない(非予想式の)BIG方式だとは思っています。やるとすればね」

 時間をかけてといいつつ、既存のサッカーくじ「BIG」のような非予想系を想定していることは認めた。

※週刊ポスト2015年6月12日号

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