芸能

つぶやきシロー、郷ひろみ他 芸名で得している芸能人を検証

芸名で仕事増?のつぶやきシロー

 芸能人にとって、活動するうえでイメージを左右する大事な要素のひとつが芸名だ。本名で活動する人もいるが、インパクト大の芸名を持つ人も少なくない。実際、その芸名のおかげで仕事につながるケースもあるのだ。コラムニストのペリー荻野さんが綴る、芸名でトクしている芸能人No.1はいったい誰?

 * * *
 芸能人にとって芸名とはもっとも重要なものだ。綾瀬はるかや石原さとみ、柴咲コウのように本名を非公開とする女優も多い。一方で「吉幾三」「佐藤B作」のように一度聞いたら忘れられないパロディ系の芸名が多いのも事実。ちなみに佐藤B作の本名は「佐藤俊夫」でこれはすなわち「砂糖と塩」!? 両親にもパロディ心があったということ? ナイス、ご両親!
 
 そんな中、「この芸名でトクした」と思われる芸能人もいる。最たる例が「芸名でCMが決まった」パターンだろう。この分野で伝説的なのは「松田聖子」。なんたって「マツダ」と「セイコー」のCMに出られるようにとこの芸名にしたという説があり(ドラマの役名だったとの説もある)、実際にデビューして人気が出るとすぐに「セイコー」の腕時計『ピコレ』のCMに登場。かの聖子ちゃんカットでにっこりと「かわいいから好き ピピッと鳴るから好き~」などと軽やかに歌っていた。

 それから約三十年を経た2012年、「これは」とうなったのは相武紗季だった。保険の先生に扮した相武が女子高生に子宮頸がんが二十代、三十代で急増していると話すと、女の子たちは「だいぶ先じゃない」とピンとこない様子。すると相武先生は「だいぶ先じゃない」ときっぱり。自らフルネーム使っての啓発を進めるとは。なお、このCMは「しきゅうのお知らせ」で、「子宮」と「至急」が掛詞なのもポイント。相武紗季CMと同時期に浅野温子が乳酸菌飲料を飲んで「朝のスッキリ→浅野、スッキリ」とさらりと掛詞をしていたのも忘れがたい。
 
 そして、昨年から突如として芸名で運気アップしたと思われるのが、つぶやきシローだ。一時期はかなり微妙なポジションにいたような気がするが、昨年からマギー司郎とともに明治『白のひととき』CMに登場。Wシローは真っ白いスーツに身を包み、ブランコで揺られながら、「白のひとときを飲むあなたの顔が好き~」と歌いつつ、まろやかミルクと後味すっきりをアピール。キャッチフレーズは「まったりシロー、たっぷりシロー」である。つぶやきとマギー、どっちがまったりでどっちがたっぷりなのかよくわからないが、とにかくふたりはこの芸名以外に選ばれた理由が思いつかない。

 この勢いか、5月につぶやきはNHK朝の連続テレビ小説『まれ』にも出演。先日は、NHK総合の深夜番組『テレビdeつぶや句575』にも登場し、壇蜜や自称俳句アイドルの嗣永桃子らと視聴者からの投句についてあれこれと語り合った。「つぶや句」ってタイトルでよかったね! これで芸名オトクタレントNo.1は、つぶやきに決定…と思ったら、思わぬ大物を忘れていた。

 郷ひろみだ。郷といえば、あっちでもGO!こっちでもGO!いつでも芸名連呼で大人気。元祖芸名CMアイドルではないか。今年も『ブレイブフロンティア』CMで元気よくGO!を連発。これで今年還暦って。すごすぎだ。
 
 つぶやきも郷の域に達するにはまだまだ。私がつぶやきシローに代わって勝手に言います。郷さん、参りました。

関連記事

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン