ビジネス

使い勝手抜群の電子マネーとクレジットカード一体型カード

 カードやポイントが百花繚乱の時代。上手に選んで、お得に使い、増税分くらいは取り戻したいもの。電子マネーのお得な使い方について、消費生活評論家・岩田昭男さんに聞いた。

 * * *
 電子マネーは取り扱いが簡単で、人気があります。現金でなくてはチャージできないと思っている人がいるようですが、特定のクレジットカードで入金することも可能です。

 しかしその場合、入金機の前で2枚のカードを用意しなくてはなりません。「ふたつが1枚になっていれば便利なのに」という声に応えて、いくつかのクレジットカード会社が、電子マネーとクレジットカードの“一体型カード”を発行しています。

 たとえば、鉄道系の「ビュー・スイカカード」は、電子マネーのSuicaとクレジットカードのビューカードを一体化したものです。同じく、東京メトロの発行する「To Me CARD Prime PASMO」もあります。

 買い物系もあり、WAONとイオンカードが一体化した「イオンカードセレクト」、nanacoとセブンカードが一体化した「セブンカード・プラス nanaco一体型」などが代表的です。

 これらのカードを持つ利点は、単に2枚が1枚にまとまって財布が薄くなることだけではありません。

「オートチャージ」の設定をすれば、残高が一定額を下回った時に、あらかじめ決めておいた額が入金されます。SuicaやPASMOなど交通系の電子マネーの場合、改札を通り抜ける時に残高不足で足止めされることがなくなって便利です。

 さらに、一体型カードの中には、チャージでポイントが貯められるものもあります。クレジットカードから電子マネーに入金するたびにポイントが貯まるのですから、ポイント重視の人は軽視できないサービスです。しかも、一般の還元率よりも高く設定されていることが多いので、なおさら見逃せません。

 私自身は、ビュー・スイカカードを活用しています。このカードの場合、基本は1000円で2サンクスポイントですが、JR東日本関連のサービスだと、その3倍になり、1000円で6サンクスポイントが付与されるのです。当然、チャージに関しても、ポイントは通常の3倍です。

 また、チャージしたSuicaを使って駅構内のコンビニなどで買い物をすると、200円につき1ポイント貯まります。これがいわゆる“二重取り”で、クレジットカードと電子マネーの両方のポイントをゲットできるのです。そして、貯めたポイントは400サンクスポイントごとに1000円分のSuica(電子マネー)と交換できるので、非常にお得です(還元率は約1.5%)。

※女性セブン2015年7月16日号

関連キーワード

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン