国内

ベテラン議員が山本太郎や谷亮子ら若手周辺席に いじめ説も

 近年、職場や友人関係で「大人のいじめ」が増えているといわれる。それにしても、よもや国民の代表機関である国会で、「いじめ問題」が語られる日が来ようとは……。

 参議院の議員定数を「10増10減」とする選挙制度改革法案が参議院で可決された7月24日の朝、政治記者たちが「これはいじめではないか」とざわついていた。前日の夜、記者らに配られた新しい座席表で、前自民党参議院幹事長の脇雅史議員の席が、それまでのベテラン議員に囲まれた最後列から、いきなり前列に移され、周りを山本太郎氏や谷亮子氏といった若手に囲まれることになったのだ。

「国会では後列に行くほど議員の格が高く、前列は新人が座る席とされています。脇議員はより抜本的な選挙制度改革を訴え、法案に反対し、溝手顕正・自民党参議院議員会長ら執行部と対立してきました。

 その結果、幹事長を更迭され、7月13日には会派も離脱、それに伴い座席が移ることになった。しかしいくら会派を離れたとはいえ、いまだ自民党所属の議員が、野党の“毛色の違う”議員たちに囲まれる姿は、『いじめ』を連想せざるを得ません」(国会担当の政治部記者)

 座席は10議席以上を有する各会派からなる議院運営委員会が決めるため、会派離脱で席が追いやられるのは仕方ないといえなくもない。が、この記者は、以前からいじめの萌芽を感じていたという。

「参議院自民党の執行部は、選挙制度改革の件で脇さんのほうがマスコミ受けがいいことが気にくわないらしく、いつからか党内ではあまり脇さんには話しかけないようになっていった。参院担当のある記者を捕まえて『おい、おまえも脇派か?』と詰め寄る議員もいたほどです。ムキになって会派まで離脱した脇さんも頑固ですが、溝手さんら執行部も感情的になっているようにしか見えません」

 なんとも子供じみた話だが、実際のところ脇議員はどう考えているのか。

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン