国内

美智子さま エアコン控えめ生活によるご負担を心配する声

 うだるような暑さのなか、皇后美智子さま(80才)のご公務は多忙を極めている。8月3日のイタリア首相夫妻との懇談、5日の日本赤十字社の記章授与式、11日は広島交響楽団の「平和の夕べ公演」をご鑑賞、そして15日には全国戦没者追悼式に出席される。徐々に頻度が増す胸の痛みを抱えられてなお、ご公務をお取りやめになる予定はない──。

 宮内庁が、美智子さまに「心筋虚血」の疑いがあると発表したのは、7月29日のことだった。6月末頃から胸の痛みを訴えられ、7月24日に心電図検査を行ったところ、今回の所見が認められた。

「心筋虚血とは、動脈硬化などによって心臓の冠動脈の血流が悪くなり、心臓を動かす筋肉が血液不足に陥ることをいいます。血液が不足した状態が続けば、狭心症や心筋梗塞といった重大な心疾患につながる危険性もあり、とくに高齢のかたにとっては楽観視できない症状でもあります」(医療関係者)

 天皇陛下も、2011年の定期検診で心筋虚血の症状が見られ、翌年心臓のバイパス手術に踏み切られた。美智子さまは8月9日に東大病院での精密検査を受けられる。そして、ある宮内庁関係者は「ご体調が芳しくないなか、御所での生活ぶりが、さらなるご負担になってしまっているのではないか」と危惧する。

「記録的な暑さが続く今夏の東京において、両陛下は極力エアコンを使用されない生活を続けられています。両陛下はこの厳しい暑さのなか、扇風機のわずかな涼をとって生活されているのです。

 きっかけは東日本大震災でした。両陛下は千代田区の計画停電の時間に合わせ、1日約2時間、照明や空調を使用しない“自主停電”を実践されていました。それから4年経った今でも、冬場の暖房はもちろん、夏場のエアコンの使用も控えていらっしゃるのです」(宮内庁関係者)

 周囲を緑に囲まれ、比較的風通しがいい御所にお住まいとはいえ、近年の酷暑は美智子さまのお体には大変堪えるだろう。

※女性セブン2015年8月20・27日号

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン