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2015.08.13 07:00  週刊ポスト

半藤一利氏が気づいた麻生氏の「ナチス手口学べ」発言の真意

 映画『日本のいちばん長い日』のリメイク版が話題を呼んでいる。それは、70年前といまで「何も変わっていない」ことに、私たちが気づいたからではないだろうか。原作者の半藤一利氏がその変わらぬ日本の現状を語る。

 * * *
 最近、私はあることを思い出しました。

 麻生太郎・副総理が2年ほど前に、「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうか」と発言した一件です。あのときメディアは、麻生氏が例のごとく暴言を吐いていると、さほど追及もせずに済ませてしまいましたが、今になって彼の言葉の意味がわかったのです。

 昨年10月に安倍晋三首相のブレーンだった元外交官の岡崎久彦氏が亡くなりましたが、彼は現在の安保法制につながる原案を作ったのは自分であると公言していました。また、安保法制をめぐり「法的安定性は関係ない」と発言して謝罪した礒崎陽輔・首相補佐官も安倍首相のブレーンの一人で、聞くところによれば大変な切れ者だといいます。

 こういったブレーンたちが内閣官房に集まり、憲法に抵触しないように、国防方針を変えられるかを議論して出てきたのが、現在の安保法制なのです。

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