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2015.08.18 16:00  SAPIO

桑田と清原の運命を分けたドラフト会議「30年後の真実」とは

 巨人が疑われても仕方がなかった。伊藤菊雄スカウト部長が自分の息子をPL学園野球部に進学させていたのだ。「規約では球団関係者は監督以外とは接触できなかったが、伊藤さんは父兄として堂々とKKや両親、学校関係者と会うことができた」(高野連関係者)

 清原が会見で人目をはばからず号泣したことも騒動に拍車をかけた。これはドラフト前日に王監督が直々に清原へ「明日、君を指名するからよろしく頼む」とかけた電話が号泣の原因とされている。

「巨人は1位清原、2位桑田のシナリオを描いていた。1位は相思相愛の清原を指名し、2位で桑田を獲得するというもの。巨人がアピールした清原との相思相愛ぶりや桑田の早大進学宣言もこの布石だった。ところが、当日に西武も2人獲りを画策していることがわかり、急遽巨人はドラフト当日に戦略を変更。正力亨オーナーの最終決断で桑田の単独指名を決めたといわれている」(前出の編集委員)

 果たしてどこまで桑田は知っていたのか。早大受験中止を決めた桑田は「巨人に指名されても絶対に行かないとは言っていない。うそをついたと思われるなら、思われても仕方がない」と会見した。

 密約の有無は当事者が口を開かない限り明らかにならない。が、在京球団のスカウトの一人は「当時の球界は、いい選手がいればどんな手を使ってでも獲得にかかっていた」と話す。  

 この言葉がすべてを物語っているのではないか。

※SAPIO2015年9月号

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