ライフ

鍵をかけた地方移住者に隣人「勝手に入れないじゃないか!」

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、デザイナーのご主人(54歳)。奥様(54歳)も同業です。テーマは「移住」についてです。

 * * *
 妻とは同じ東京のデザイン事務所に勤めていましたが、子供が社会人になったのを機に、昨年、夫婦で長野に移住し、個人でデザインの仕事を始めました。

 長野は「田舎暮らし希望地域ランキング」で常に上位の県。仕事面では長野在住でも特に困りません。東京のクライアントとの打ち合わせはテレビ電話でできますし、どうしてもという時は、新幹線なら1時間ちょっとで東京に行けます。

 何よりも生活のリズムがいいですね。夜は暗くなるので、自然と寝る雰囲気に。朝日と共に目覚め、暗くなったら寝る。集中力も増しますし、いい仕事ができます。

 ただ、こちらは人間関係が狭くて濃い。知り合いばかりになりますし、お年寄りが多いので、50代は若者扱い。妻は「お嬢さん」と呼ばれて喜んでいますけど、僕は「若いんだから」と、おばあちゃんに荷物運びを手伝わされて困っています。

 あと、プライバシーがないですね。カギをしていると、「勝手に入れないじゃないか!」と怒られるんです。留守中に雨が降った時、洗濯物を取り入れてくれて助かることもあるんですが、この前なんか、隣のおじいちゃんが僕の仕事部屋から巨乳アイドルの写真集を持ち出し、「こういう女がいいんだ?」。

 台所にいる妻に「お嬢さんも今はしぼんじゃってるみたいだけど、昔はデカかったんだろうね」。「お嬢さん」という言葉にニヤついて、後半の言葉に無頓着の妻ですが、いつかは騒動に……。

 ああ、夢の田舎暮らしの現実って厳し~い!

※週刊ポスト2015年9月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉県の工場でアルバイトをしていた
【ホテルで11歳年下の彼を刺殺】「事件1か月前に『同棲しようと思っているの』と嬉しそうに…」浅香真美容疑者(32)がはしゃいでいた「ネパール人青年との交際」を同僚女性が証言
NEWSポストセブン
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
学業との両立も重んじている秋篠宮家の長男・悠仁さま(学生提供)
「おすすめは美しい羽のリュウキュウハグロトンボです」悠仁さま、筑波大学学園祭で目撃された「ポストカード手売り姿」
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン