ビジネス

株で1億円実現の「億り人」 1~3年で達成する場合が多い

 乱高下が続く株式市場だが、「日銀による金融緩和が続いている以上、それが株高につながることは明らか」というのは、国内外の株式市場に精通するグローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏だ。はたしてアベノミクス相場はいつまで続くのか、戸松氏が解説する。

 * * *
 日銀の異次元金融緩和によって明らかに資金が溢れかえっている。都心の一等地のマンション価格はリーマン・ショック前の水準をすでに回復。現在は世界同時株安の影響で乱高下している日経平均株価だが、2012年末のアベノミクス相場スタート以降、大きく上昇している。

 そんなアベノミクス相場をもたらしてきた安倍晋三首相と日銀の黒田東彦総裁の任期はともに2018年までであり、それまでは大金融緩和時代が続く見込みだ。

 それが株高につながることは過去の例からも明らかである。小泉政権下で2001年から実施された金融緩和策によって溢れた資金は不動産ミニバブル、そして2005年から翌年のライブドア・ショックまで続いた新興株バブルを引き起こした。

 そして現在、アベノミクス相場で「億り人(おくりびと)」と呼ばれる億万長者が続々と誕生している。株で億万長者を目指すのに、それほど長い時間は必要ない。たとえば東証マザーズ指数は2013年5月までの半年余りで5倍近くまで跳ね上がり、個別銘柄のなかにはそれをはるかに上回る急騰を見せたものもあった。

 過去の「億り人」のケースを見ても、そのような大相場の波にうまく乗り、元手数百万円から1年で株価10倍以上となるような銘柄によって1~3年で達成している場合が多い。億万長者を目指すために10年も20年も待つ必要はないのだ。

 何より大金融緩和時代は、少なくとも2018年までの3年間は続く見通しである。1年で資産10倍増も狙えるような1億円を目指すための環境は整っており、ここからの3年間は元手を大きく殖やせる最大のチャンスだ、と私は見ている。

※マネーポスト2015年秋号

関連記事

トピックス

氷川きよしが独立
《真相スクープ》氷川きよしが事務所退所&活動再開 “独立金”3億円を払ってでも再出発したかった強い思い
女性セブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者(51)。ストーカー規制法違反容疑の前科もあるという
《新宿タワマン刺殺事件》「助けて!」18階まで届いた女性の叫び声「カネ返せ、カネの問題だろ」無慈悲に刺し続けたストーカー男は愛車1500万円以上を売却していた
NEWSポストセブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン
宮沢りえの恩師・唐十郎さん
【哀悼秘話】宮沢りえ、恩師・唐十郎さんへの熱い追悼メッセージ 唐さんの作品との出会いは「人生最高の宝物」 30年にわたる“芸の交流”
女性セブン
5月8日、報道を受けて、取材に応じる日本維新の会の中条きよし参議院議員(時事通信フォト)
「高利貸し」疑惑に反論の中条きよし議員 「金利60%で1000万円」契約書が物語る“義理人情”とは思えない貸し付けの実態
NEWSポストセブン
殺害された宝島さん夫婦の長女内縁関係にある関根容疑者(時事通信フォト)
【むかつくっすよ】那須2遺体の首謀者・関根誠端容疑者 近隣ともトラブル「殴っておけば…」 長女内縁の夫が被害夫婦に近づいた理由
NEWSポストセブン
初となる「頂上鼎談」がついに実現!(右から江夏豊、田淵幸一、掛布雅之)
【江夏豊×田淵幸一×掛布雅之の初鼎談】ライバルたちが見た長嶋茂雄秘話「俺のミットを“カンニング”するんだよ」「バッターボックスから出てるんだよ」
週刊ポスト
曙と真剣交際していたが婚約破棄になった相原勇
《曙さん訃報後ブログ更新が途絶えて》元婚約者・相原勇、沈黙の背景に「わたしの人生を生きる」7年前の“電撃和解”
NEWSポストセブン
なかやまきんに君が参加した“謎の妖怪セミナー”とは…
なかやまきんに君が通う“謎の妖怪セミナー”の仰天内容〈悪いことは妖怪のせい〉〈サントリー製品はすべて妖怪〉出演したサントリーのウェブCMは大丈夫か
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン