本田望結と中村玉緒で映画化された『ポプラの秋』。(c)2015『ポプラの秋』製作委員会
本田:やっぱりたくさんの方とお会いできるし。フィギュアスケートとお芝居と学校をやっていく上で、学校とフィギュアスケートの表現力の2つは、お芝居とつながりがある。フィギュアスケートで習ったことがお芝居に活かされることがあったり、お芝居の演技力がフィギュアスケートの表現力につながるので。
――将来はフィギュアスケートの選手と女優さんとどちらの方向へ?
本田:どっちも頑張りたい。大きくなったら決めるときがあると思うんですけど。よく「オリンピック出る?」とか聞かれます。でも、「オリンピックに出る」とか「この番組に出たい」と言ってそうなるわけではないので。「オリンピックに出て金メダルを取りたい」と言える実力ではないので、言えるようになるのが今の目標、夢です。
女優さんとしては、自分にしかできない役ができるように頑張ります。今後やってみたい役は、怖い役です。例えば、警察の役をやったことがあるんですけど、警察につかまっちゃうような悪い役とかやったことがないのでやってみたいです。
【本田望結】
2004年6月1日生まれ。京都府出身。4才の頃から数多くのCMやドラマに出演。2011年、希衣ちゃん役で出演したドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で注目される。ドラマ『フィギュアスケート靴の約束~名古屋女子フィギュア物語~』では、女優業同様に力を入れるフィギュアスケートが活きた。主な映画出演作に、『きいろいゾウ』(2012年)、『コドモ警察』(2013年)など。次回作は12月公開予定の山田洋次監督『母と暮せば』。
◇ポプラの秋
湯本香樹実のロングセラー小説を、本田望結と中村玉緒で映画化。大好きだった父を突然亡くした8才の千秋(本田望結)は、生きる力を失った母(大塚寧々)とともに引っ越したポプラ荘で、大家のおばあさん(中村玉緒)と出会う。「自分は亡くなった人に手紙を届けることができる」というおばあさんの言葉を信じた千秋は、父に伝えたかったあふれる思いを手紙に綴るようになる。9月19日からシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。
撮影■林紘輝