芸能

NHK朝ドラ『あさが来た』モデル・広岡浅子の「九転十起」人生

 NHK新朝ドラ『あさが来た』の主人公のモデルとなった広岡浅子は、女性実業家の走りともいえる。彼女の人生は「九転十起」――「七転び八起き」よりも2回多く転んで、2回多く立ち上がったのだ。そんな彼女の「九転十起」年表をどうぞ。

1849年:京都の豪商・出水三井家の4女として生まれる。

1850年:1才で大阪の豪商・広岡家の許嫁になる。令嬢としてしつけようとする家族の思いに反して、丁稚と相撲を取るのが好きな活発な少女だった。

1861年:「女に学問は不要」という当時の価値観から一切の読書禁止を言いわたされる。「なぜ、女は男のすることをしてはいけないのか」と考えていたという。

1865年:広岡家の次男・信五郎と結婚。家業にまったく関心のない夫を見て、簿記や商業に関する勉強を独学で始める。

1871年:明治維新に続く廃藩置県で、広岡家が全国の大名に貸していた900万両(約4500億円相当)の多くが貸倒となり大ピンチ。嫁ぎ先の立て直しのため奔走する。

1884年:炭坑事業に乗り出すが、石炭不況もあって失敗の連続。

1895年:周囲の反対を押し切って、福岡県の潤野炭坑再開発に着手。護身用にピストルを持って炭坑労働者たちと生活を共にしたという。2年後には採掘量が4倍以上になり大成功を収める。

1901年:日本女子大学校(現・日本女子大学)開校。実家の三井家から土地5500坪の寄贈をとりつける。

1902年:大同生命の創業に参画。「加入者本位」「堅実経営」の精神で業績を伸ばす。

1919年:自宅で死去。常日頃より「私は遺言を残しません。いつも言っていることが、すべて私の遺言だからです」と話していたという。

※女性セブン2015年10月15日号

関連記事

トピックス

(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
「運転免許証偽造」を謳う中国系業者たちの実態とは
《料金は1枚1万円で即発送可能》中国人観光客向け「運転免許証偽造」を謳う中国系業者に接触、本物との違いが判別できない精巧な仕上がり レンタカー業者も「見破るのは困難」
週刊ポスト
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン